平安S
レース展望
フェブラリーSの前哨戦でメンバーが揃い、G3でもレベルが高い。過去10年で1番人気は[2-0-4-4]で2連対のみ。最近7年は[0-0-3-4]で性別、年齢に関係なく不振。2番人気は[2-1-3-4]、3番人気は[1-2-1-6]で各3連対。6番人気以下が計8連対と多く、最近7年は人気馬同士の決着はない。馬連は10倍以下は1回しかなく、最近5年で万馬券3回とかなり荒れている。最近7年の連対馬14頭のうち13頭が逃げ先行馬。道中3番手以内につけた馬が粘ることが非常に多い。雨で脚抜きが良くなると前残りが加速する傾向。前年好走馬と騎手が翌年も好走することが多いので注意。
今年は実力の接近したメンバーが揃い人気はかなり割れそう。フィールドルージュは武蔵野SとジャパンCダートの3着で重賞の目処を立てている。最近は追い込む競馬をしているので、前残りが多い平安Sにどう対応するかが課題。芝並みの切れ味があるが、ルメール騎手はどう乗るか。昨年のアンタレスS4着時の末脚は強烈だった。メイショウトウコンはダートに転戦して[3-1-0-0]で4戦でオープン入り。今回はメンバーが違うが、ダートではまだ底を見せていない。追い込みタイプなので展開が鍵になるが、嵌れば直線一気があっても驚けない。今回は武幸騎手が騎乗停止のため石橋守騎手に乗り替わる。
タガノサイクロンはダート[4-1-0-0]で現在ダート4連勝中。前走のフェアウェルSは3、4コーナーで躓く大きな不利があったが、上がり3Fメンバー最速の38.6秒で直線一気を決めた。ダート4連勝で一気のオープン入り、池添騎手、池添厩舎、馬主・八木氏というのは昨年のタガノゲルニカと同じ。平安Sは前年と直結する傾向があるが、今年も池添騎手が決めるか。サンライズバッカスは賞金を加算しないとフェブラリーS出走が厳しくなるだけに勝負懸かり。前走のジャパンCダートは5着に敗れたが、アンカツがテン乗りで脚を余していた。今回は2戦目で違った騎乗ができそう。乗りやすい馬ではないが、そこに期待か。
平安S2、2、5着で前走東京大賞典で2着に好走したクーリンガー、東京大賞典4着で復調気配を見せたカフェオリンポス、ダートの1000万条件と1600万条件を連勝してきたシルククルセイダー、ファイナルSで豪快な大外一気を決めたエンシェントヒルなど伏兵は多士済々。平安Sは前残りになることが多いだけに前に行ける馬を重視すべきか、それとも例年とは違う厳しい流れで差し追い込みが決まると見るべきか。週間予報では週末は雨模様。雨が降って脚抜きが良くなると前残りになりそうだが、騎手心理が働くと流れが早くなることもある。混戦模様で3連単は高配当必至。一発を狙ってみたい。
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