東京新聞杯
レース展望
真冬の東京マイル重賞。過去10年で1番人気は[3-3-1-3]で6連対。99年以降は隔年で連対中。昨年はインセンティブガイが3着に敗れた。2番人気は[0-2-3-5]、3番人気は[2-0-2-6]で各2連対と人気馬の信頼度は高くない。6番人気以下が計8連対と人気薄の連対が目立つ。馬連は10倍台までが6回あるが、1番人気が連対を外すと272倍、46倍、150倍と荒れている。連対馬20頭のうち15頭が前走3着以内。厳寒期だけに順調に使われて前走好走した馬が狙い目。ニューイヤーS組は[4-2-1-22]で6連対。3着以内に入った7頭はニューイヤーSで3着以内に好走していた。ニューイヤーS組は3着以内に注目。
エアシェイディはようやく陣営が馬の適性を掴んだようで東京マイルの富士Sで2着、キャピタルSで1着に好走。東京芝は[4-2-0-0]で上がり3Fは6戦のうち4戦でメンバー最速。タメれは切れるのはここ2戦で証明している。鞍上のアンカツは昨年秋の東京芝重賞で[3-1-0-1]、今年の重賞で[1-2-0-1]。重賞制覇の機は熟したか。スズカフェニックスは重賞で善戦止まりが続いている。京都金杯はテン乗りの幸騎手の影響もあったか。重賞ではいつも位置取りが悪くなるが、今回もそれをクリアできるかが鍵。鞍上は[3-2-1-2]の武豊騎手に戻る。今回は富士Sでクビ差のエアシェイディより斤量が1キロ軽くなる。
キストゥヘヴンは桜花賞を制したが、距離が延びたオークス以降はセントライト記念の5着が最高。今年は距離適性を重視してヴィクトリアMが目標になるようだ。今回はアンカツがエアシェイディに騎乗するため、フラワーCで騎乗した横山典騎手とのコンビが復活。昨年のオーロCでコイウタが古馬牡馬を相手に2着したことから通用の下地はなくはない。ブラックバースピンは昨年夏に復帰して[2-1-1-1]。2走前のキャピタルSではエアシェイディと半馬身差の2着に入った。芝1400mで強い競馬をしているように今回もラスト1Fをどう乗り切るかが鍵。今回はエアシェイディより斤量は1キロ軽い。鞍上は中山で大活躍だった年男・田中勝騎手。
休み明けのニューイヤーSをひと叩きされたキングストレイル、カシオペアS2着、鳴尾記念3着と着実に力をつけきたホッコーソレソレー、昨年の富士Sでエアシェイディとスズカフェニックスを負かしたキネティクスあたりが人気面で続きそう。キングストレイルは前走馬体が22キロ増えていたので絞れてくるかが鍵。ホッコーソレソレーはマイルでは追い込む競馬になりそうだが末脚は確実。陣営は蛯名騎手を確保している。キネティクスは関西馬の騎乗が増えた勝浦騎手が富士Sに続いて騎乗。積極的な競馬が功を奏したが、今回はどう乗るか。東京は開幕週で今開催は全てDコースで行われる。昨年の傾向を加味して最終決断を下したい。
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