根岸S
レース展望

01年に開催時期が移動し、フェブラリーSの前哨戦になった。過去6年で1番人気は[1-1-1-3]で2連対のみ。連対した2頭はガーネットSの勝ち馬で同2着馬は3着、8着に終わっている。2番人気は[1-0-0-5]で1連対、3番人気は[0-2-1-3]で2連対。連対馬12頭のうち6頭が6番人気以下の人気薄。馬連は20〜40倍台の中穴が4回と多い。過去6年の東西別成績は関東馬[2-1-1-26]で3連対に対し、関西馬[4-5-4-40]で9連対。関西馬は毎年連対しており、ワンツー3回と関東馬を圧倒。特に森厩舎の管理馬は[2-1-2-7]で3連対。人気薄での激走が多く、単勝、複勝とも回収率は100%を超える。

シーキングザベストはダート[9-6-0-1]、ダ1400m[6-1-0-1]で東京ダートは[2-0-0-0]。東京ダ1400mは昨年の立夏Sを1分22秒4のレコードで2着に4馬身差をつけて楽勝している。今回は武蔵野Sを勝ったときより斤量は1キロ増えるが、57キロは守備範囲。好位から抜け出す脚質で自分でレースを作れるため、展開に左右されないのは強み。G1馬がいない今回のメンバーなら当然首位候補。リミットレスビッドは昨年の勝ち馬。前走のガーネットSはトップハンデ59キロを背負って2着。今回は58キロを背負うが別定戦になるのは有利。この時期走るタイプで12〜1月は[3-3-1-0]。昨年はガーネットSと根岸Sを連勝した。

ボードスウィーパーは昨年の太秦Sで豪快な直線一気を決めてオープン入りすると東京ダ1400mの霜月Sでも直線一気を決めて3馬身差で圧勝した。上がり3Fはメンバー最速の35.5秒。54キロの軽ハンデだったが、本格化を感じさせる強い勝ち方だった。前走のギャラクシーSはシーキングザベストと0.1秒差の3着。鞍上は今年のクラシックでブレイクしそうな秋山騎手。斤量56キロと末脚を生かしたい。昨年の2着馬で武豊騎乗のタイキエニグマ、森厩舎の管理馬で横山典騎乗のオフィサー、ガーネットSで4着に善戦したニホンピロサートあたりが人気面で続きそう。上位3頭の牙城を崩れる馬がいるかどうかがポイント。

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