京都牝馬S
レース展望

古馬牝馬重賞の第一弾。過去10年で1番人気は[1-0-2-7]で1連対。00年にスティンガーが勝って以来6年間連対がなく不振。昨年はディアデラノビアが5着に敗れている。2番人気は[1-4-2-3]で5連対で1番人気より好成績。3番人気は[1-1-0-8]で2連対。馬連は10倍台までが4回、20〜30倍台4回、60〜70倍台3回で中穴決着が多い。暮れの阪神牝馬Sで好走した馬が人気で不振に終わることがひとつの波乱要因だったが、阪神牝馬Sは昨年から時期が変更された。今年は春の古馬牝馬G1・ヴィクトリアMへの出走に向けて賞金を加算しておきたい馬が多い。フルゲートで激しいレースになりそうだ。

ディアデラノビアは昨年9戦して[0-1-5-3]で勝てなかった。マイラーズCからはクラス、距離、牡馬相手に関わらず5戦連続で3着。末脚は切れるが、詰めが甘く勝ち切れないレースが続いている。昨年は1番人気で5着に敗れたが、骨折明け2戦目で馬体が減ってガレていた。今年は香港に遠征後になるが、どのくらいの状態で出てくるか。馬はキャリアを積んで昨年より力をつけており、馬体の作りも違う。他の実績馬は55キロ以上を背負うだけに54キロで出走できるのは有利。ここで賞金を加算しないと今後使いたいレースに使えなくなる可能性が高いので、ここは勝っておきたいところ。

アグネスラズベリは前2走不振だが、マイルCSは渋った馬場、淀短距離Sは除外で重め残りと敗因はある。今回は間隔が詰まっているが、中1週は[3-1-0-1]で連対率75%。3走前のスワンSでは牡馬相手に3着。牝馬限定のG3なら通用するが、距離の克服が鍵。昨年マーメイドS、新潟記念、府中牝馬Sで2着に入ったサンレイジャスパー、昨年の勝ち馬で今回はアンカツが騎乗するマイネサマンサ、愛知杯3着で復調気配を見せたソリッドプラチナム、一昨年の2着馬ウイングレットあたりが人気面で続きそう。京都は今開催もCコースで行われる。馬場状態と展開が鍵になりそうだ。ここで激変する馬がいるかもしれない。

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