中山記念
レース展望

今年で第81回を迎える歴史のある一戦。過去10年で1番人気は[[5-1-1-3]で6連対。57キロの4歳馬は[3-0-0-0]。58キロ以上を背負った馬はダイタクリーヴァ(58キロ)3着、エイシンプレストン(60キロ)5着、ダイワメジェー(58キロ)2着と勝ち切れない。2番人気は[1-1-2-6]で2連対、3番人気は[0-3-1-6]で3連対。連対馬20頭のうち17頭が5番人気以内で上位人気馬同士で決着することが多い。そのため馬連は10倍台までが8回と堅く収まる傾向。万馬券はない。東西別では関東馬[8-8-4-56]、関西馬[2-2-6-37]で関東馬が優勢。連対した関西馬4頭は全て3番人気以内。関西馬は人気馬に注目。

エアシェイディは前3走東京マイルで安定した走りを見せた。重賞で2着が4回あるが、いまだ未勝利。安田記念に向けて重賞勝ちが欲しいところ。東京は[4-3-0-0]に対し、中山は[1-1-0-3]。一昨年の中山記念は1番人気で4着に敗れている。そのときより馬は力をつけているが、左回りと右回りでは走りが違う感もある。中山芝1800mはトリッキーなコースだけにテン乗りの横山典騎手の腕に懸かる。シャドウゲイトは中山金杯を逃げて7馬身差で圧勝。奥手のホワイトマズル産駒が本格化したようだ。1800mは4勝を挙げている得意距離。インティライミとの兼ね合いが課題だが、今の勢いは無視できない。

インティライミは中日新聞杯2着で復調気配を見せたが、AJCCは暴走気味に飛ばして直線で止まり4着。ローカル向きの馬で小回りの中山芝1800mは合いそう。鞍上は今週から復帰する柴田善騎手。2戦目で折り合えるか。ダンスインザモアはニューイヤーSで約2年ぶりの勝利を挙げた。中山芝1800mはスプリングSを勝ったコース。復調したが、G2でどこまでやれるか。2月で引退する伊藤雄調教師はメイショウオウテ、瀬戸口調教師はマルカシェンクを送り込んできた。メイショウオウテは輸送&イレ込みと中山の急坂、マルカシェンクは使い詰めで状態面が課題になる。中山芝1800mは適性の問われるコース。適性のある馬の激走に注意。

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