毎日杯
レース展望

皐月賞の最終ステップレース。2着以内に入り賞金を加算すれば皐月賞への道が開ける。今年から阪神外回りの芝1800mに変更された。過去10年で1番人気は[5-1-1-3]で6連対。前走芝1800m重賞連対馬は[3-0-1-0]と堅実。2番人気は[3-0-1-6]で3連対、3番人気は[1-2-3-4]で3連対。馬連は10倍以下2回、10倍台3回、20倍台2回と7回が20倍台までに収まっており、それほど荒れない。東西別では関東馬7連対、関西馬13連対だが、率では関東馬が上回る。関東馬は現在3年連続で2着。昨年は11番人気のインテレットが穴をあけた。わざわざ遠征してくる関東馬に要注意。

ナムラマースは札幌2歳Sの勝ち馬でその後ラジオNIKKEI杯2歳S3着、きさらぎ賞2着。ラジオNIKKEI杯2歳Sではフサイチホウオーが内に寄れた煽りを受ける不利があった。きさらぎ賞は中団からメンバー最速の33.9秒で上がったが、楽なペースで逃げたアサクサキングスに並びかけるところまでいかなかった。4コーナーから直線入り口でもたつくのが課題だが、末脚は確実で混戦に強いタイプ。2歳時から使われて既に9戦しているが、馬は元気一杯でレース数を使った影響は今のところない。今回は重賞で連対した馬がいないメンバー。鞍上はコスモス賞と札幌2歳Sで騎乗した藤岡佑騎手に戻る。

クレスコワールドは未勝利と500万条件を連勝。前走は今回と同じ阪神芝外1800mで1分47秒6の好タイムで2馬身差の楽勝。上がり3Fはメンバー最速の33.6秒。レースのラスト2F目のラップが10.6秒でガツンと伸びたところを評価したい。今回は前走とメンバーは違うが、阪神芝外1800mで決め手勝負なら面白そう。ブラックオリーブはハイペースになったホープフルSは前に行って9着に敗れたが、続く白梅賞で力の違いを見せつけて3馬身差で圧勝。母オリーブクラウンはフラワーC2着、オークス3着馬。毎日杯が外回りの1800mになったのはこの馬にプラス。鞍上は只今絶好調のアンカツ。今週も鞭が唸るか。

弥生賞で外を回って7着に敗れたタスカータソルテ、ディープインパクトの半弟ニュービギニング、ゆきやなぎ賞を勝ったヒラボクロイヤル、ゆりかもめ賞を勝ったマイネルヘンリーあたりが人気面で続きそう。関東馬が3年連続2着という点でマイネルヘンリーの激走はないか。2走前の京成杯は4着に敗れたが、2着メイショウレガーロは弥生賞4着、3着アルナスラインはすみれS1着、5着ダイレクトキャッチは共同通信杯2着と上位馬が次走好走している。ゆりかもめ賞2着のエルソルダードは次走水仙賞を逃げ切り勝ち。今回は鞍上に今週から復帰する男・藤田騎手。過去10年の毎日杯で[1-2-1-4]、5番人気以内では[1-2-1-1]で複勝率80%。毎日杯とは相性がいい。

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