産経大阪杯
レース展望

阪神芝2000mの別定G2。過去10年で1番人気は[7-1-0-2]で8連対。サンデー産駒の1番人気は[6-0-0-1]で勝率86%。昨年重馬場で5着に敗れた以外は勝っている。2番人気は[0-1-3-6]で1連対、3番人気は[2-3-1-4]で5連対。連対馬20頭のうち17頭が4番人気以内で人気馬が堅実。馬連は10倍以下が7回と堅く収まることが多い。連対馬20頭のうち15頭に芝中距離重賞で1着、残る5頭のうち3頭に2着があった。オープン入り直後の馬を除き、芝中距離重賞で実績のない馬は不振。59キロを背負った馬は[1-3-2-4]で連対率40%、複勝率60%。唯一の勝ち馬は2冠馬ネオユニヴァース。

メイショウサムソンは昨年皐月賞とダービーを制した2冠馬。秋のG1は菊花賞4着、ジャパンC6着、有馬記念5着と善戦止まりだったが、馬体が絞り切れない面もあった。菊花賞は高速馬場、ジャパンCはスローの上がり勝負だったことも影響したのだろう。ひと息入れて立て直し、高橋成厩舎に転厩しての一戦。休み明けなので馬体がどこまで仕上がっているかがポイント。馬格&パワーがあるので斤量59キロはこなしそうだが、休み明けで59キロというのはやはり気になるところ。2冠馬ネオユヴァースは59キロで勝ったが、果たしてどうだろう。馬体が仕上がっていれば大崩れはないはずだ。

シャドウゲイトは中山金杯を7馬身差で圧勝し、続く中山記念は好位から伸び切れずに4着。ローエングリンのしぶとさに負けたが、8枠15番で1枠2番のローエングリンとは枠順の差もあった。4着に敗れたが、中山金杯の走りがフロックでなかったことは証明できたのではないか。今回もG2でメンバーは揃ったが、通用する下地はある。鞍上はアンミツ。アサカディフートは中山金杯2着、小倉大賞典1着と重賞で堅実。今年9歳になったが、老いて益々盛んといった印象。寒い時期に走る馬で1〜3月は[4-3-3-5]で重賞2勝。暖かくなるとダレる面があるが、今年は暖冬の影響があるのかどうか。

有馬記念以来となるコスモバルク、中京記念でレコードの2着に激走したシルクネクサス、大阪城Sで復調気配を見せたタガノデンジャラスあたりが人気面で続きそう。コスモバルクは59キロを背負うが、札幌日経オープンで62キロを背負い2着、オールカマーで59キロを背負い2着と斤量はこなす。芝2000mは[3-1-0-1]で重賞3勝。メイショウサムソンと似たようなタイプ。シルクネクサスは馬体が充実し力をつけてきた。直線に坂のないコースが得意な馬で阪神芝は[0-0-0-4]。今の充実ぶりならこなすか。タガノデンジャラスは阪神芝[2-3-0-2]、阪神芝2000m[1-3-0-0]で連対率100%。この時期走るタイプ。岩田騎手が持ってくるか。

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