青葉賞
レース展望

ダービートライアル。3着まで優先出走権が与えられる。最近はシンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、ハイアーゲーム、アドマイヤメインと勝ち馬がダービーで好走している。今年も強い競馬をする馬がいればダービーが楽しみになる。データは競馬大予言の重賞データ一本釣りを参照。相馬眼的に評価できる馬を敢えて1頭挙げれば、オーシャンエイプス。現時点では抽選対象で出走できないこともあるが、陣営は本日水曜に坂路で追い切りをかけた。鞍上は新馬、きさらぎ賞で騎乗した武豊騎手。オーシャンエイプスが抽選で落ちた場合、武豊騎手はエーシンピーシーに騎乗する予定。ダービーで勝ち負けできる可能性があるマヤノトップガン産駒の大物オーシャンエイプス。JRAの抽選結果に注目したい。

新馬戦はインパクトのある走りで8馬身差で圧勝。レースのラスト3Fは11.6-11.4-11.7秒で武豊騎手はほとんど持ったままだった。2戦目のきさらぎ賞はスローペースで自分から動いて勝ちに行ったが、直線で伸びを欠き4着。新馬戦の時計を0.4秒詰めただけで終わったのはなぜか。その後はソエで毎日杯を回避し、目標をダービーに切り替えた。前走のアザレア賞は出遅れて後方2番手を進み、直線で外から伸びてきたが、勝ったナタラージャに0.2秒差の3着。小雨で馬場が少し緩んでいた。前半5F64.9秒のスローペースでレースのラスト3Fが12.0-11.3-11.4秒。ラスト2Fの勝負になったことで厳しくなった。ベッラレイアもすみれ賞で同じような競馬で負けている。

アザレア賞は、武豊騎手が中山のニュージーランドTでスズカコーズウェイに騎乗したため、テン乗りの幸騎手が騎乗した。出遅れて位置取りが悪くなったのはテン乗りの影響もあったか。武豊騎手はオーシャンエイプスを一度手放したが、なぜ戻ってきたのだろう。弥生賞を勝ったアドマイヤオーラは皐月賞4着。最後に鋭く伸びたフサイチホウオーはハナ+ハナ差の3着。ダービーでフサイチホウオーを負かすというテーマがあっての行動か。ダービーを面白くするには、91年のレオダーバンのようなインパクトが欲しい。皐月賞5着のメイショウレガーロ、毎日杯2着のヒラボクロイヤルの出走で力関係が明らかになる。あとは素質の高い馬に注目。ここで化けるかどうかは未知数だが、まずは最終調教に注目したい。

[Home]