新潟記念
レース展望
夏の新潟の名物重賞。今年は札幌記念が延期されたため、サマー2000シリーズの第4戦になった。過去10年で1番人気は[3-3-0-4]で6連対。連対を外した4頭のうち3頭は条件戦から5戦連続3着以内に好走していた上がり馬。堅実な馬ほど危ない。2番人気は[2-0-0-8]で2連対、3番人気は[3-2-1-4]で5連対。連対馬20頭のうち16頭が5番人気以内。ハンデ戦だが、10番人気以下の連対はなく、馬連は荒れても中穴止まり。トップハンデは[2-1-3-7]で3連対。1番人気では[2-1-0-0]だが、2番人気以下は[0-0-3-7]で連対なく不振。穴で人気薄差し追い込み馬と軽量牝馬に注意。
馬インフルエンザに感染したヴィータローザ、タマモサポートは回避。重ハンデを嫌ったサンバレンティンは札幌記念、インティライミとメイショウカイドウは朝日CCへ。有力馬の回避によってメンバーのレベルはかなり下がった印象。馬インフルエンザの影響が出ないことを祈りたい。サンレイジャスパーはこれまでG3で2着が4回あったが、小倉記念で重賞初制覇。前に行った馬が有利な展開で外から力で捻じ伏せる強い内容だった。昨年の新潟記念は51キロで2着だったが、今年は小倉記念を勝ったことで55キロ。楽な条件ではないが、斤量はこなせる範囲。夏に強い牝馬で7〜8月は[3-1-0-1]で連対率80%。この時期は走る。
アドマイヤモナークは目黒記念4着、七夕賞2着と復調してきた。七夕賞は1枠1番から馬場の荒れた内を通り、3、4コーナーでは大外を回る大きなロス。勝ったサンバレンティンとはコース取りの差がかなりあった。七夕賞で2着して同斤の55キロは有利に映る。芝2000mの早い持ちタイムがないこと、新潟が初コースなのは少し気になるが、母父トニービン、京都外回りコースの実績からこなせないか。アンカツとは[3-2-1-5]と好相性。トップガンジョーは昨年の勝ち馬。新潟芝[2-1-1-0]、東京芝[3-1-0-1]で左回りの直線の長いコースがベスト。右前脚靭帯炎で1年ぶりの出走になるが、乗り込んで仕上げてきている。
福島テレビオープン1着、七夕賞3着に好走したユメノシルシ、2番人気に支持された関屋記念は13着に敗れたが新潟コース得意なるニシノナースコールあたりが人気面で続きそう。ユメノシルシは湾岸Sの34.7秒がこれまでの最速上がりタイム。母の父はトニービンだが、新潟外回りでの上がり勝負がどう出るか。ニシノナースコールは前走が不可解な負け方だが、新潟向きの決め手があるので展開が嵌れば。穴でセンカクはないか。芝2000mは[3-1-2-2]で現在芝2000mの条件戦を3連勝中。目黒記念では4着のアドマイヤモナークと0.2秒差だった。有力馬が回避したメンバーなら通用しないか。鞍上は柏崎出身の村田騎手。
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