京成杯AH
レース展望

中山マイルのハンデ重賞。過去10年で1番人気は[4-0-2-4]で4連対。最近4年はミレニアムバイオ5着、マイネルソロモン3着、アイルラヴァゲイン6着、インセンティブガイ14着で連対なく不振。休み明け、前走重賞好走で斤量が重くなった馬は危険。2番人気は[2-1-1-6]、3番人気は[1-2-1-6]で各3連対。最近4年の馬連は164倍、29倍、19倍、123倍で万馬券が2回と荒れている。トップハンデは[3-1-6-6]で連対率25%。1、2番人気では[3-1-2-1]で連対率57%。1、2番人気なら狙える。52キロ以下の軽量馬は[0-1-1-22]で1連対のみ。最近は昨年のカンファーベストように関屋記念で5着以内に入った関東馬の活躍が目立つ。

マイネルシーガルは国枝厩舎の3歳牡馬。皐月賞は10着に敗れたが、1600m以下では[3-0-0-2]でG1以外は勝っている。NHKマイルCは8着に敗れたが、内枠と渋った馬場の影響が大きかった。今回は53キロでマイル戦なら通用する可能性はあるが、レベルの低いスプリングSで2着に負けたのがどうなのか。底力がどこまで強化されたかが鍵。カンファーベストは昨年の2着馬。関屋記念4着は斤量1キロ増、大幅な馬体減、テン乗りの安藤光騎手が微妙に影響した印象。今年のハンデは昨年と同じ57キロ。昨年のように内から上手く捌いて来れれば。今回は怪我から復帰した主戦・江田照騎手に戻る。

マイケルバローズは関屋記念で最後方からメンバー2位の33.6秒で追い込んで3着。湘南Sでも直線一気を決めたように左回りの直線が長いコースが合うようだ。6歳馬だが、ここにきて脚元がパンとして力をつけている。終い勝負のイメージが強いが、4走前は好位から抜け出して勝っている。今回は横山典騎手だけに例によってケツから行きそうだが、ひと工夫してくるか。キングストレイルは中山マイル[1-2-0-1]の巧者。大型馬の休み明けで仕上がり具合が気になるところだが、函館で乗り込んできた。ハンデは57キロと恵まれなかったが、このコースで崩れていない強みを発揮するか。

このコース3勝のインセンティブガイ、朝日杯FS勝ちがあるマイネルレコルト、関屋記念5着のストーミーカフェ、ダービー卿CT勝ちが光るグレイトジャーニーあたりが人気面で続きそう。インセンティブガイは昨年秋以降、オープン特別では[0-2-0-0]だが、重賞では[0-0-0-8]で7回が10着以下、。気ムラな面があり大敗が多いが、馬体が適度に絞れ、かつスムーズな競馬で最後までまじめに走れば。馬体、気配はいつも良く見せるタイプ。マイネルレコルトは馬インフルエンザで陽性が出たが、調教は動いている。中山芝1600〜1800mは[1-0-2-0]と堅実。先週の新潟2歳Sを好騎乗で勝った蛯名騎手がどう乗って持ってくるか。

ストーミーカフェは福島テレビオープン5着、関屋記念5着と使いながら復調気配。まだ調教でムキになって走る面があるが、能力は秘めている。中山マイルは朝日杯FSでマイネルレコルトの2着がある。開幕週の馬場を見方に単騎で逃げられれば。小島太厩舎はストーミーカフェが共同通信杯を勝って以降重賞勝ちがなく現在69連敗中。前に行くので人気はない方がいい。グレイトジャーニーは関屋記念9着、新潟記念8着に終わったが、今回は叩き3戦目でダービー卿CTを勝った中山マイル。そのときと同じ佐藤哲騎手を配してきた。ハンデはダービー卿CTを勝ったときより1キロ軽い55キロ。デキは上向いていれば。

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