神戸新聞杯
有力馬診断
[7 ]ﾄﾞﾘｰﾑｼﾞｬｰﾆｰ
弥生賞は最後の直線で外からｺｺﾅｯﾂﾊﾟﾝﾁに寄られて前が壁になりほとんど追うことができなかった｡皐月賞は道中の隊列が縦長で4ｺｰﾅｰで馬群が圧縮されない展開となり､後方2番手から大外を回ってﾒﾝﾊﾞｰ3位の34.2秒で上がったが届かなかった｡ﾀﾞｰﾋﾞｰはｳﾞｨｸﾄﾘｰが出遅れたことで道中のﾗｯﾌﾟが緩み前に行った馬が有利な展開になり､大外を回ってﾒﾝﾊﾞｰ2位の33.1秒で上がったが届かなかった｡春は3､8､5着と善戦止まりに終わったが敗因はある｡ただし展開に左右される点はｳｨｰｸﾎﾟｲﾝﾄ｡今回は馬ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞの影響で帰厩が遅れたが､小柄な馬で仕上がり早のﾀｲﾌﾟ｡1週前は武豊騎手が騎乗し絶好の動きを見せた｡馬体に厚みが出てﾌｯｸﾗとし過度に気合が乗らずにいい雰囲気｡成長を感じさせた｡G1は終い勝負に徹してきたが､今回は武豊騎手なら弥生賞のように差し切れる位置からのﾚｰｽをするのではないか｡精神面が成長していれば､それができるはずだ｡関西圏のﾚｰｽで当日馬体をﾌｯｸﾗと保てていれば面白い｡皐月賞､ﾀﾞｰﾋﾞｰより1ｷﾛ軽い斤量で直線の長い外回りｺｰｽと｢飛ぶ｣条件は揃っている｡
[Home]