毎日王冠
レース展望

天皇賞(秋)の前哨戦。過去10年で1番人気は[4-0-0-6]で4連対。古馬混合G1で連対のある馬は[4-0-0-1]に対し、連対がない馬は[0-0-0-5]。古馬混合G1実績馬なら信頼度高い。2番人気は[1-1-2-6]で2連対、3番人気は[1-3-2-5]で4連対。連対馬20頭のうち19頭が6番人気以内。10番人気以下の連対はない。馬連は10倍以下が4回あるが、最近は56倍、9倍、97倍、15倍と中穴決着が多い。連対馬20頭のうち16頭が2ヶ月以上の休み明け。実績馬は休み明けで結果を出しているが、仕上がり面に注意したい。半年以上の休み明けは[0-0-0-5]と不振。

ダイワメジャーは昨年の安田記念まで東京コースは[0-0-0-5]と不振だったが、その後は毎日王冠、天皇賞(秋)、安田記念を勝ち、現在3連勝中。今年の安田記念では懸念だった内枠を克服した。宝塚記念は雨による馬場悪化、馬込みで揉まれる展開、大幅馬体減などが響いて12着に惨敗。ドバイ遠征の疲れもあったか。今回は馬インフルエンザの影響で帰厩が1週間遅れたようだが、どこまで仕上がってくるか。休み明けは[2-1-1-2]だが、やはり仕上がり次第だろう。過去10年の毎日王冠で59キロを背負った馬は[3-1-1-4]。1番人気に支持された3頭は勝っている。

コンゴウリキシオーはマイラーズCをレコード勝ちし、安田記念では逃げてダイワメジャーにクビ差の2着。道中エイブルワンに絡まれてペースを上げたことが最後に響いた。逃げ馬はマークされると厳しい。マイラーズCで高パフォーマンスを見せたことが裏目に出た印象。芝2000mを中心に使われてきたが、芝1600〜1800mは[4-1-0-0]で連対率100%。マイラーズCのレコード勝ちがコンゴウシキリオーの本質を示している。ダイワメジャーは昨年秋以降芝1600〜2000mの国内戦では4戦4勝でスピード&底力で他馬を圧倒しているが、今回は経験のない59キロ。コンゴウリキシオーは58キロで[2-2-0-0]。仕上がり次第で逆転もある。

朝日CC2着のブライトトゥモロー、札幌記念2着のアグネスアーク、エプソムCを勝ったエイシンデピュティ、京成杯AH2着のカンファーベスト、新潟記念2着のトウショウヴォイス、オールカマー3着のエリモハリアー、昨年のエプソムCの勝ち馬トップガンジョーあたりが人気面で続きそう。ブライトトゥモローは左回りの芝1800mは[2-1-0-0]でベストの条件。エプソムCではエイシンデピュティにクビ差負けたが、枠順とコース取りの差があった。今回はひと叩きされた強みもある。アグネスアークは東京芝1800mの早春Sでエイシンデピュティに勝っている。別定G2の札幌記念で強豪を相手に2着した真価が問われそうだ。東京は開幕週。JRAの馬場設定に注意。

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