京都大賞典
有力馬診断

[7 ]ポップロック
一昨年4月に復帰してから国内では[5-2-1-0]で複勝率100%。先着を許したのはディープインパクト、アドマイヤムーン、メイショウサムソンでいずれもG1馬。今回のメンバーでG1馬は同厩のデルタブルースのみ。例年よりメンバーのレベルが低い感もあり、実績的に負けられない。58キロ以上[2-1-1-0]の実績から斤量は問題ないが、休み明けは[1-0-2-3]でどちらかというと叩き良化タイプ。それでも最終調教の動きは良かったし、このレベルの馬になると普通に仕上がれば力は出せる。問題は過去5年の京都大賞典の勝ち馬の上がりが32.9〜34.0秒と早いのに対し、ポップロックの最速上がりが34.5秒という点。開幕週の京都外回りなら詰められそうだが、スローの上がり勝負になると切れ負けの懸念がある。ただしそのあたりは陣営も把握しているので、早めに動くなどして対策してくるのではないか。00年の以降の京都芝2400mで四位騎手は[11-10-4-32]で連対率36.8%の好成績。重賞で4勝を挙げている。四位騎手&角居厩舎はダービーを制したウオッカのコンビ。角居厩舎はG1を目標に仕上げる厩舎だが、このメンバーで1着賞金6500万円なら獲りにくるはずだ。

[6+]インティライミ
ダービーでディープインパクトの2着に入った実績馬。3歳春の京都新聞杯を勝ってから勝ち星から遠ざかっていたが、朝日CCで2年4ヶ月ぶりに勝利を挙げた。上がりの掛かるレースで好走していた馬がスローの上がり勝負で勝ったのは、ようやく脚部不安から解放されて充実してきたを示している。ただし朝日CCはメンバーのレベルは低く、インティライミ自身、京都新聞杯以来となる56キロの軽量だった。今回は少頭数でも別定G2だけにそこは考慮したい。ダービー2着、日経新春杯3着の実績から距離はこなせるが、長い距離では詰めが甘くなっている印象もある。過去1年で馬券圏内に入ったのは、中日新聞杯2着、金鯱賞3着、朝日CC2着でいずれも芝2000mのレースだった。前走の朝日CCではスローで折り合って切れる脚を使えたので、同じようなイメージのレースができればといったところ。過去10年の京都芝2400mの重賞で佐々木晶厩舎は[2-0-4-3]で複勝率66.7%の好成績。タッブダンスシチー、サクラセンチュリー、ダークメッセージなどで結果を残している。

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