中京記念
レース展望

過去10年で[1-0-2-7]で最近8年連対がなく不振。年齢、斤量に関係なく不振で最近は重賞未勝利馬が4、14、5、3、6着に敗れている。2番人気は[2-1-1-6]で3連対、3番人気は[3-1-0-6]で4連対。3〜5番人気が計11連対と多いので上手く絡めたい。馬連は10倍以下は1回もなく、20〜30倍台の中穴決着が5回、万馬券が3回とかなり荒れている。03年は4-13番人気で326倍、04年は16-3番人気で720倍と荒れるときは大波乱になる。トップハンデは[0-1-2-10]、52キロ以下の軽量馬は[0-0-2-20]とかなり不振。53〜54キロが13連対と多い。ハンデに恵まれたローカル重賞実績馬に要注意。

ローゼンクロイツは中京芝2000mの重賞では[2-2-0-0]で連対率100%。中京記念は06年57キロで2着、昨年57キロで1着という実績から今回はトップハンデ58キロは仕方ない。昨年秋は天皇賞(秋)11着、ジャパンC15着に終わったが、元々関東圏では走らない馬。今回は休み明けになるが、どこまで仕上げてくるか。トーホウアランは06年の中日新聞杯の勝ち馬。中団から鋭く伸びて先に抜け出したインティライミを差し切った。勝ちタイム1分57秒8は早い。長期休み明けの白富士Sは5着に終わったが、不利な大外枠スタートで0.3秒差なら悪くない。テン乗りの小牧騎手が馬の持ち味を引き出せるかが鍵になる。

ダイレクトキャッチは左回りで切れる脚を使うタイプで昨年の共同通信杯以降はずっと左回りを使われている。前走のバレンタインSはメンバー2位の33.5秒で上がったが、やはり距離が短かった。2走前の中日新聞杯では後方からメンバー3位の34.5秒で伸びて2着に突っ込んでいる。ハンデはそのときより2キロ重い55キロ。陣営は的場騎手を乗せてきた。ニルヴァーナは2番人気に支持された小倉大賞典は直線で伸び切れず5着。内をロスなく回ってきたが、直線で狭いスペースをこじあけるほどの決め手がなかった。今回もハンデは据え置きの55キロ。雨で馬場が渋るとしぶとさを発揮するので注意。

昨年の2着馬シルクネクサス、鳴尾記念を勝って復活したハイアーゲーム、昨年の中日新聞杯3着のタスカータソルテ、ローカル重賞2勝の実績馬サンバレンティン、飛鳥Sを勝ってオープン入りしたコーナーストーンあたりが人気面で続きそう。シルクネクサスはオールカマーでマツリダゴッホに半馬身差2着など強い競馬をしているが、重賞は未勝利。そのぶんハンデは軽く56キロ。力を発揮する展開は限られていたが、前走の小倉大賞典では後方から追い込んで3着に突っ込んだ。ハイアーゲームは小回りの中京がどう出るかだが、左回りは[4-1-1-6]の左回り巧者。鳴尾記念のように流れが緩み、早めの競馬で切れる脚を使うと一発がある。

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