中山牝馬S
レース展望
牝馬限定のハンデ重賞。過去10年で1番人気は[3-1-1-5]で4連対。関東馬は[2-1-1-2]に対し、関西馬は[1-0-0-3]で不振傾向。2番人気は[0-2-1-7]で2連対、3番人気は[2-2-2-4]で4連対。人気馬の信頼度は低い。馬連は10倍以下はなく、50倍以上が2回、万馬券が2回と荒れている。52キロ以下は[0-2-2-52]で2連対のみ。中心は計12連対の55〜56キロで特に01年以降は55キロが[4-2-0-2]で連対率75%と好成績。トップハンデは[2-2-2-10]だが、G1馬は[2-2-0-0]に対し、G1未勝利馬は[0-0-2-10]で3着止まり。G1馬なら狙える。穴で人気の盲点になった重賞実績馬に注意。
ニシノマナムスメは500万条件から3連勝でオープン入り。愛知杯では最後にディアデラノビアに差されて半馬身差の惜しい2着。馬体はまだ少し華奢に映るが、こういう体型なのだろう。武豊騎手とは相性が良く[3-2-0-0]で連対率100%。父アグネスタキオン、母ニシノフラワーは河内調教師が騎手時代に騎乗した馬。ゆかりの血統で重賞初勝利なるか。レインダンスは昨年夏から秋にかけて力をつけ、ローズS3着、秋華賞2着。鳴尾記念は7着に敗れたが、熱発明けで馬体が14キロ減っていた。中山は初めてだが、半姉レンドフェリーチェは紫苑Sを楽勝している。休み明けになるが、仕上がっていれば。あとは斤量か。
イクスキューズは牝馬限定重賞[1-2-1-2]で全て掲示板を確保。昨年のクイーンSでは古馬を相手に好位からしぶとく伸びて2着に好走した。そのときより斤量は3キロ増えるが、4つのコーナーを回る芝1800mは合っている。内枠を引いて先行し持ち前の機動力を生かせれば。北村宏騎手だけに内枠に入ったら要注意。キストゥヘヴンは不振が続いていたが、前走の京都牝馬Sで3着に善戦した。今回はトップハンデ56.5キロを課せられたが、中山芝1800mはフラワーCを勝った舞台。昨年の中山牝馬Sでは内から鋭く伸びて0.1秒差の5着に突っ込んだ。トップハンデのG1馬は[2-2-0-0]のデータを継承できるか。
中山芝[3-3-1-1]のコスモマーベラス、福島記念の勝ち馬アルコセニョーラ、相手なりに走るハロースピードあたりが人気面で続きそう。コスモマーベラスはトップハンデ56.5キロを課せられたが、中山芝1800mは[1-3-1-1]の得意コース。今回が引退レースになるが、昨年は同厩のマイネサマンサがラストランVを飾った。後藤騎手だけに外枠でない方がいい。あとは穴馬でニホンピロシェリーはどうか。ローズSでは見せ場を作って5着。続く清滝特別では1000万条件とはいえ、力の違いを見せつける強い勝ち方だった。ローズSで0.4秒差だったレインダンスとは今回4キロ差。酒井騎手なら人気にならない。服部厩舎は先週エムオーウイナーで100万馬券を演出した。
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