フローラS
レース展望
オークストライアル。3着まで優先出走権が与えられる。過去10年で1番人気は[2-3-1-4]で5連対。桜花賞5着以内は[1-1-0-0]、ミモザ賞勝ち馬は[0-2-0-0]で連対率100%。2番人気は[2-0-0-8]で2連対、3番人気は[0-3-3-4]で3連対と不振傾向。馬連は10倍台までが5回あるが、万馬券が3回あり、堅いか波乱の両極端。昨年は1番人気のベッラレイアが勝ち堅く収まったが、00年に桜花賞から中1週になってからメンバーのレベルが低下し波乱傾向が強まっている。00年以降の連対馬16頭のうち14頭が前走5着以内。オープン特別、500万条件で負けた馬の巻き返しに注意。
抽選なしで出走できる馬は、アロマキャンドル、カイゼリン、カレイジャスミン、サワヤカラスカル、ジョイフルスマイル、シングライクバード、ユキチャン、レッドアゲートの8頭。アロマキャンドルは2桁着順が3戦続いているが、いちょうSではスマイルジャックに勝っている。距離は課題だが、本来の先行策が取れれば。カイゼリンは中京芝2000mの未勝利、フリージア賞を好タイムで2連勝。鮫島良騎手は昨年2番人気のランペイアでまともな競馬ができず12着。同じ厩舎の馬で雪辱するか。カレイジャスミンは赤松賞を勝った後、不振が続いているが、1秒以上は負けていない。切れる脚はないが、開幕週の馬場でしぶとさを発揮できれば。
サワヤカラスカルは未勝利、君子蘭賞を2連勝。まだ底を見せていないが、やはり距離延長が鍵。鞍上は今年既に24勝を挙げている2年目の浜中騎手。ジョイフルスマイルは函館2歳S2着で賞金を加算。昔の名前で出ていると思われがちだが、馬は使いながら少しずつ良くなっている。シングライクバードは[2-1-1-0]でフラワーC3着があり、まだ底を見せていない。母の母フリートークは東京で行われたフラワーCの勝ち馬でオークス4着の東京巧者。距離延長と直線の長いコースはプラスだが、開幕週の馬場で前残りの展開になったときが課題。皐月賞を勝った川田騎手がオークスに向けてどう乗るか。
ユキチャンはミモザ賞の勝ち馬。白毛馬がオークスに出たら盛り上がること間違いなし。競馬界のためにも頑張ってもらいたい。JRAは1枠1番に入れてきそうだ。レッドアゲートはフラワーC2着。後方からシングライクバードと同じメンバー最速タイの34.9秒で伸びてブラックエンブレムに頭差まで迫った。内田博騎手が道中外を回さずに直線で外に出せたことが大きかった。実績から当然上位だが、馬体の線が少し細かったため、そこがクリアされていれば。抽選対象ではアグネスミヌエット、フィックルベリー、マイネウインク、キュートエンブレム、ギュイエンヌあたりに注目。アグネスミヌエットは小柄な馬で末脚に切れがある。
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