青葉賞
有力馬診断

[7 ]アドマイヤコマンド
毎日杯は前半5F59.0秒で勝ちタイム1分46秒0とキャリア1戦の馬には非常に厳しいレースになったが、中団からしぶとく伸びて2着を確保。勝ったディープスカイに2馬身半差をつけられたが、直線でもう少しスムーズなら差は詰まったはずだ。母トコアは短距離馬で走法からも距離延長が課題になるが、ピッチ走法でもストライドが大きく、かつ持続力があるため、こういうタイプは意外に距離をこなすもの。速い流れで完全スタミナ勝負にならなければ、こなすのではないか。橋田厩舎はアドマイヤメインが距離を克服して勝ったようにノウハウがある。母の父はカーネギーだが、カーネギー産駒は青葉賞でカーネギーダイアン1着、ホウキパウェーブ2着と好成績。陣営が皐月賞をパスしてダービーを目標に切り替えた点は見逃せない。

[7 ]クリスタルウイング
新馬戦は前半5F64.7秒のスローペースで後方を進んだことが響いて5着。各馬の上がりが早いため、スパッと切れる感じがなかったが、上がり3F33.9秒はメンバー最速だった。中山芝2000mの未勝利戦は3、4コーナーで位置取りが悪くなり、直線に向いたときはかなり厳しい位置にいたが、内田博騎手が追い出すと一気に伸びて差し切った。勝ちタイム2分4秒7は遅く、上がりも35.5秒と平凡だが、厳しいレースで勝ったことを評価したい。前走は武豊騎手が騎乗し、3番手から差し切り勝ち。レースを使われながら馬が競馬を覚えてきており、ここにきて馬が成長して体のバランスが良くなった。メンバーは強くなるが、重賞連対のある馬が1頭しかいないメンバーなら通用する。渋った馬場はこなしそう。

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