競馬アナリストGM
金鯱賞
レース展望

宝塚記念へのステップレース。過去10年で[4-3-1-2]で7連対。最近6年は全て連対している。2番人気は[2-1-3-4]で3連対、3番人気は[3-1-2-5]で4連対。連対馬20頭は全て6番人気以内で馬連は7回が10倍台までに収まっている。最近8年の連対馬16頭のうち11頭にローカル重賞勝ちがあった。穴でローカル重賞勝ちのある人気薄に注意。年齢別では4歳馬が[4-4-4-18]、5歳馬が[3-4-3-26]と目立つ。3番人気以内の4歳馬は[4-1-3-3]で連対率46%、複勝率73%。人気になる4歳馬は確度が高い。01年以降の金鯱賞で橋口厩舎は[2-3-1-3]で連対率55.6%。4、5歳馬は[2-3-1-1]で連対率71.4%。

アドマイヤオーラはドバイデュティーフリーで9着に敗れた。ドバイでの調整が上手く行かなかったのか、馬場が合わなかったのか、後方のまま見せ場なく終わった。国内では[4-2-2-1]で皐月賞4着以外は3着以内を確保しているように堅実に走るタイプ。今回は海外遠征明けでこれまで経験のない58キロと条件は厳しいが、宝塚記念に向けて無様なレースはできない。中京では中京2歳Sでダイワスカーレットに0.1秒差の2着がある。小回りなら小回りなりのレースができるはずだ。アドマイヤの近藤氏は今年の重賞[8-3-2-14]で8勝を挙げている。3番人気以内では[7-2-2-3]で複勝率78.6%とかなり堅実。

エイシンデピュティは重賞[2-2-0-3]でエプソムCと京都金杯を勝っている。前走の大阪杯は岩田騎手が内ラチ沿いをロスなく回ったこともあるが、最後までしぶとく伸びて7番人気を覆し2着に入った。距離芝2000mにも目処が立った。岩田騎手とは相性が良く[3-2-0-1]。57キロで出走できるのは有利。カワカミプリンセスは骨折休養明けで昨年の宝塚記念6着以来約11ヶ月ぶりの出走。入念に乗り込まれているが、久々でこれまで経験のないローカルの芝2000mというのは楽ではない。ただし京都内回りの秋華賞を1分58秒5で勝ったようにこなす下地はある。問題は乗れていない武幸騎手か。

ローゼンクロイツは金鯱賞で活躍が目立つ橋口厩舎の管理馬。中京芝2000mは[2-2-0-1]で重賞4連対のベストのコース。前走の中京記念は0.2秒差の7着。58キロでは[0-0-0-4]。今回も斤量と仕上がりが鍵になりそうだ。大阪杯をひと叩きしたインティライミ、昨年の2着馬スウィフトカレント、中京記念の勝ち馬タスカータソルテ、昨年の皐月賞馬ヴィクトリーあたりが人気面で続きそう。インティライミは昨秋の朝日CCと京都大賞典は強かったが、その後は不甲斐ない競馬が続いた。中京芝2000mは中日新聞杯2着、金鯱賞3着がある。過去10年の金鯱賞で佐藤哲騎手は[4-0-1-1]。タッブダンスシチーで3連覇を達成している。

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