競馬アナリストGM
目黒記念
レース展望

過去10年で1番人気は[3-2-1-4]で4連対。単勝3倍以下で重賞勝ちまたはG1連対があると[2-2-0-1]で連対率80%。単勝3倍以上は[1-0-0-3]で連対25%。2番人気は[1-3-0-6]、3番人気は[3-1-2-4]で各4連対。最近5年は40倍、219倍、16倍、14倍、13倍で最近3年は10倍台の決着。連対馬20頭のうち16頭に東京芝で連対があった。東京実績はかなり重要。連対がなかった4頭のうち3頭には芝2200m以上でG1-3着以内、またはG2連対があった。トップハンデは[3-3-1-7]だが、1、2番人気は[3-3-0-1]で連対率86%に対し、3番人気以下は[0-0-1-6]で連対なし。人気馬なら狙える。

アルナスラインはメロトポリタンSでトップハンデ57.5キロを背負い、2分23秒5の好タイムで6馬身差で圧勝。休み明けで少し太かったが、上がり3Fはメンバー2位を1.1秒上回る34.3秒。直線での伸び脚はキングカメハメハを彷彿させる圧倒的なパフォーマンスを感じさせた。昨年春はすみれSでリタイアしたが、まともならダービーでウオッカと勝ち負けになったのではないか。メトロポリタンSはそれくらいインパクトのある走りだった。昨秋は休み明けで古馬相手の京都大賞典で3着に入り、菊花賞はアサクサキングスと叩き合って頭差の惜しい2着。ロックドゥカンブには1馬身半先着した。今回は58キロを背負うが当然首位候補。

ロックドゥカンブは新馬からセントライト記念まで無傷の4連勝で重賞2勝。菊花賞は後方からメンバー最速の35.4秒で追い込んだが位置取りが後ろ過ぎて3着に敗れた。直線で捌くのに苦労して仕掛けが遅れ、馬場の悪い内を突いて3着ならよく走ったと見るべきだろう。柴山騎手は京都長丁場の経験がなかった。有馬記念は中団の後ろから内を突いてしぶとく伸びたが4着止まり。キネーン騎手が、ダイワスカーレットを負かしに行かないダイワメジャーをマークしたのが失敗だった。今回は休み明けで目標は宝塚記念だが、無様なレースはできない。課題は高速決着&上がりか。鞍上は岩田騎手。

天皇賞(春)で逃げて4着に粘ったホクトスルタン、一昨年の2着馬アイポッパー、大阪-ハンブルクCを3馬身差で勝ったシルクネクサス、3連勝後のメトロポリタンSで2着に入った上がり馬ヒカリシャトルあたりが人気面で続きそう。ホクトスルタンはサンシャインSを圧勝したようのこれくらいの距離の方が競馬はしやすいか。天皇賞(春)で激走しため、当日の馬体重、気配に注意。アイポッパーは天皇賞(春)は不甲斐なかったが、阪神大賞典で2着したように力はある。シルクネクサスはG2で57キロは見込まれたが、この距離で激走の可能性はある。ヒカリシャトルは外をブン回す勝浦騎手だけに内枠からロスなく回ることが理想か。

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