エプソムC
レース展望
過去10年で1番人気は[3-0-3-4]で3連対。関西馬は[0-0-0-3]と不振。最近5年は[1-0-3-1]で3着が多い。2番人気は[0-3-0-7]で3連対、3番人気は[1-3-0-6]で4連対。6番人気以下が計6連対と多いが、01年以降は7番人気以内で決着。馬連は10倍以下は1回しかなく、50倍以上が3回、万馬券が1回と荒れている。年齢別では4、5歳馬が活躍しており、過去10年の勝ち馬は全て4、5歳馬。東京芝重賞で実績のある4、5歳馬を重視。新潟大賞典組は[3-3-2-33]で6連対。着順は問わないが、当時4番人気以内は[3-3-2-8]に対し、5番人気以下は[0-0-0-25]。人気だった馬に注目。
ヒカルオオゾラは昨秋に復帰して[3-1-0-0]で前走朱雀Sを勝ちオープン入り。500万条件は好位からメンバー最速の33.3秒、摂津特別(1000万条件)は後方からメンバー最速の33.4秒で上がって楽勝した。卯月Sは2着に敗れたが、美浦経由の輸送で馬体が8キロ減っていた影響もあったのだろう。朱雀Sは好位から秋山騎手が軽く仕掛けただけで3馬身差の楽勝。勝ちタイム1分32秒5は今年の京都マイル最速タイム。馬体は相馬眼的に評価できるレベルにきており、G1級に育つ可能性がある。今回は重賞初挑戦でこれまでとはメンバーが違うが、あっさりもある。母の父はトニービン。鞍上は武豊騎手
サンライズマックスは昨秋3連勝で中日新聞杯を制覇。大阪杯は後方のまま10着に敗れたが、休み明けでイレ込んだことが敗因。別定G2で57キロも応えたか。2番人気に支持された新潟大賞典は8着に敗れたが、直線で前が壁になって外に持ち出すロスがあり、最後も前に馬が前にいて一杯に追えなかった。それでも上がり3Fはメンバー2位タイの32.5秒。今回は別定G3で56キロ。東京コースは初めてだが、新潟大賞典で左回り&直線の長いコースの目処は立っている。主戦・池添騎手がCBC賞でトウショウカレッジに騎乗するため、テン乗りの横山典騎手が騎乗する。離れた最後方以外の味付けを期待。
トーホウアランは現在リーディングの藤原英厩舎の管理馬。重賞は京都新聞杯と中日新聞杯を制している。前走のオーストラリアTは中団からしぶとく伸びて3着。長期休み明け3戦目で目処の立つ走りだった。新馬戦のラスト3Fは11.9-11.6-11.3秒、京都新聞杯は11.3-11.1-11.1秒でいい脚を持続できるタイプ。馬場、コース取り、展開がマッチすれば。ブライトトゥモローは昨年の2着馬。左回りの芝1800mは[2-1-0-1]でベストの条件。1番人気に支持された新潟大賞典は中団から伸び切れず11着。極端な上がり勝負は合わないようだ。昨年好走時は500キロ前後で前走は510キロ。馬体はもう少し絞れた方がいい。
ファストロックは1000万、1600万条件を連勝しオープン入り。[4-1-1-2]でキャリアは8戦だが、スムーズさを欠いて惨敗した両国特別以外は堅実に走っている。東京は芝2000mで2戦2勝。レースのラスト5Fは58.7秒、59.4秒と早く、スピードの持続力がある。ロックオブジブラルタル産駒で藤沢和厩舎の管理馬。わざわざアンカツが乗りに来るところが少し匂う。マイネルキッツは東京芝1800m[3-1-0-1]の巧者。1000万条件、1600万条件は後続を突き放す楽勝だった。半妹に福島牝馬Sを勝ったマイネカンナ(同厩)。重賞は初挑戦だが、コース巧者だけに侮れない。国枝厩舎は今年の重賞で6番人気以内では[4-0-0-4]で勝率50%。
クイーンC1着&フローラS3着があるイクスキューズ、夏に調子を上げるタイプで新潟記念2着があるトウショウヴォイス、相手なりに走る地力があるショウワモダン、中山金杯で逃げて3着に粘ったメイショウレガーロなど伏兵も多い。5月から週末は雨が降ることが多いが、先週の日曜は予報が外れて雨は降らなかった。安田記念はウオッカが勝ったが、雨予報で危険を感じた人も多かったのではないか。最近の東京は馬場状態、枠順に左右されるレースが多く、かなり紛れがある。ただし有利な枠に入っても馬に自在性がなく、騎手が馬場を読めていないと枠を生かせないので注意。秋の東京開催では仮柵の移動を含め、馬場造園課の対策を期待(内が有利な馬場の改善)。
★先週の予想結果
競馬アナリストGM
万馬券娘MR
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