エプソムC
有力馬診断

[7 ]ヒカルオオゾラ
前走はメンバーが弱かったが、好位から抜け出して鞭を使うことなく1分32秒5の好タイム勝ち。本格化を示す強い勝ち方だった。馬体の造りは大物感があり、レースぶりからもG1級に育つ可能性がある。今回は重賞初挑戦でメンバーは強くなるが、G3なら通用する下地はある。2走前の卯月Sは美浦経由の輸送で馬体が8キロ減った影響があったのは確かだが、緩い馬場(皐月賞後の12R)も影響したのではないか。馬体は胸前は充実しているが、トモはまだ成長し切っていない。それで朱雀Sを好タイムで楽勝したのだから末恐ろしい馬だが、現時点では荒れ馬場に少し不安がある。摂津特別と朱雀Sでは馬場のいい2週目だった。内めの枠に入ったため、マークされて道中馬場の悪いところを通らされると危ない。馬場のいいギリギリのところを武豊騎手が通って来れるかがひとつのポイントになる。

[7 ]サンライズマックス
新潟大賞典は直線で前が壁になって外に持ち出すロスがあり、最後も前に馬が前にいて一杯に追えなかったことが敗因。前走不利のあった馬は次走激走することが多い。陣営も叩き3戦目で結果を出そうとG2の金鯱賞、G1の宝塚記念をパスしてG3のエプソムCを使ってきた。秋に向けて賞金を加算しておきたいのだろう。東京は初めてだが、前走で左回り&直線の長いコースの目処は立った。問題は差し追い込みが決まりにくい今の東京の馬場だが、土曜のエーデルワイスSではタケショウオージが外から追い込みを決めた。流れが緩むと内を回って前に行った馬が残るが、少し流れが速くなれば外からも差してこれる。横山典騎手が最後方からの競馬をする可能性はあるが、勝てば重賞100勝達成だけに勝てる位置から競馬をするか。流れと位置取りがマッチすれば勝ち負けだろう。

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