小倉記念
有力馬診断

[6+]ダイシングロウ
紫野特別は逃げてラスト5Fを58.5秒(ラスト4F全て11秒台)でまとめて3馬身差で楽勝。湘南Sは4着に敗れたが、直線で前が詰まって追い出しが遅れたもので力負けではない。京橋特別は逃げて4馬身差の圧勝。博多Sは離れた3番手追走から4コーナーで先頭に立ち、グロリアスウィークに3馬身半差をつけた。最近の充実ぶりは素晴らしいが、まだトモが少し薄い感じがあり、底力勝負になったときにそれがウィークポイントになる可能性がある。小倉記念がハンデ戦ということを考えると博多Sを派手に勝ち過ぎたのはマイナス。重賞、オープン初挑戦の馬が七夕賞を勝ったミヤビランベリより1キロ重く、重賞実績のあるヴィータローザと同じい56キロというのはいかにも重い。それでも前走の走りっぷりから1分58秒台の決着に耐えるスピードはありそう。近走不振の実力馬が多いだけに今の勢いを評価して狙う手はある。

[6+]ドリームジャーニー
マイラーズCは出遅れて最後方を進み、後方のまま見せ場なく14着に惨敗。安田記念は大外18番枠スタートから後方を進み、直線で内を突いたが、馬群を捌くのに苦労して本来の末脚を繰り出せなかった。前2走を見る限り、マイルのスピード勝負も合わなかったのだろう。今回は唯一のG1でG2の神戸新聞杯勝ちがあることからトップハンデ57キロを課せられたが、前2走より1キロ軽くなるのはいい。ただし56キロ以下は[4-0-2-1]に対し、57キロ以上は[0-0-0-5]。57キロで機動力のある走りができるかどうかが課題。それでもスパイラルカーブのある小倉は、ドリームジャーニーの外を捲くって追い込む脚質に合いそう。芝2000mは弥生賞3着(直線で不利)、皐月賞8着があり、距離はこなせる。9月に3戦3勝の実績から夏場もいいはずだ。デュランダルに騎乗していた池添騎手はこういう小柄の追い込みタイプは上手く操縦できる。

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