武蔵野S
レース展望
ジャパンCダートの前哨戦。距離が1600mに変更された過去8年で1番人気は[2-2-0-4]で4連対。3歳馬は[2-1-0-1]で連対率75%。2番人気は[3-1-0-4]で4連対、3番人気は[0-0-1-7]で連対なく不振。中山で行われた02年を除くと連対馬14頭のうち11頭が5番人気以内。ただし最近2年は6、9番人気が連対し、やや波乱傾向。馬連は10倍以下は1回しかなく、30倍前後の中穴決着が多い。連対馬16頭のうち13頭が関西馬。ダート重賞実績のある関西の3、5歳馬に注意。
ユビキタスはユニコーンSの勝ち馬。2番手からメンバー最速の36.1秒で上がって5馬身差の圧勝。時計の出やすい馬場だったが、勝ちタイム1分35秒1は早い。サクセスブロッケンがいても勝ち負けになったのではないか。ダートは[4-3-1-0]だが、左回りでは[3-1-0-0]で連対率100%。東京ダ1600mは[2-0-0-0]の得意コース。復帰戦のペルセウスSは2着に敗れたが、勝ったバンブーエールは次走JBCスプリントを制している。展開次第で決め手のある馬に切れ負けする懸念があるが、地力で踏ん張るか。
カネヒキリは休み明け[3-1-0-0]で鉄砲は利くが、今回は屈腱炎を克服し、06年の帝王賞以来2年5ヶ月ぶりの出走。常識的には厳しいが、入念に乗り込んでいる。角居厩舎は腕の見せどころ。国内のダートでは[8-2-0-0]でG1は[4-1-0-0]。いきなり地力を見せても不思議ない。サンライズバッカスは3着止まりが続いているが、東京ダ1600mは[2-1-0-1]で07年のフェブラリーSを制している。58キロは楽ではないが、人気のユビキタスが前に行くだけに展開が嵌る可能性がある。
アドマイヤスバルはエルムS7着。後方のまま不甲斐ない負け方だったが、東京ダートは[4-1-3-0]の巧者。重賞では大きな不利があった根岸Sで0.3秒差の3着がある。エルムSは行きっぷりが悪かったが、本来は前に行ってしぶといタイプ。変わり身に注意。トーセンブライトは昨年の3着馬。前走のエルムSは中団からメンバー最速タイの36.0秒で伸びて2着。相手なりに走るタイプで昨夏から11戦のうち10戦で掲示板を確保。[1-1-0-0]と好相性の藤岡祐騎手でもうひと押しがあれば。
キクノサリーレは500万条件から3連勝でオープン入り。ながつきSは中団から早めに上がって逃げたエプソムアーロンを差し切った。勝ちタイム1分51秒8は優秀。パドックで馬体、気配が目立っていた。今回はメンバーが一気に強化されるが、現時点でどこまでやれるか。タケミカヅチは皐月賞2着馬。ダービー11着、セントライト記念9着に終わり、ダートに矛先を向けてきた。父はダートG1-4勝のゴールドアリュール。初ダートになるが、どこまで変わるか。雨が降ったら馬場のマッチングを重視したい。
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