AR共和国杯
ﾚｰｽ展望
G1の谷間に行われる長距離ﾊﾝﾃﾞ重賞｡過去10年で1番人気は[1-2-0-7]で3連対｡G1連対馬は[0-0-0-3]､G2勝ち馬は[0-0-0-3]｡堅そうな実績馬ほど危険｡2番人気は[3-1-4-2]で4連対､3番人気は[3-1-1-5]で4連対｡6〜9番人気が4連対､10番人気が5連対と人気薄が多く､馬連は50倍以上が3回､万馬券が2回と荒れている｡ﾄｯﾌﾟﾊﾝﾃﾞは[1-1-1-8]で2連対､58ｷﾛ以上のﾄｯﾌﾟﾊﾝﾃﾞは[0-1-0-6]で1連対のみ｡前走芝2300M以上の条件戦で切れる脚を使った馬に注意｡
ｱﾙﾅｽﾗｲﾝは宝塚記念10着､京都大賞典5着と人気を裏切った｡京都大賞典は大外から伸びてきたが､ｱﾄﾞﾏｲﾔ2頭にﾏｰｸされて位置取りが悪くなったことが応えた｡大型馬でそれほど機動力がないため､広い東京か､もう少し長い距離の方が合うﾀｲﾌﾟ｡今回はﾒﾄﾛﾎﾟﾘﾝﾀﾝS1着､目黒記念2着がある東京ｺｰｽ｡ﾒﾄﾛﾎﾟﾘﾀﾝSはｲﾝﾊﾟｸﾄのある勝ち方だった｡ﾄｯﾌﾟﾊﾝﾃﾞ58ｷﾛは目黒記念でこなしているが､最近は少しｼﾞﾘ脚になった感がなきにしもあらず｡叩き2戦目で変わるか｡
ｼﾞｬｶﾞｰﾒｲﾙは東京芝2400mの条件戦を3連勝｡3戦とも上がり3Fはﾒﾝﾊﾞｰ最速｡前走のｵｸﾄｰﾊﾞｰSは休み明けでﾄｯﾌﾟﾊﾝﾃﾞ58ｷﾛと楽な条件ではなかったが､後方から上がり3F33.2秒で弾けるように伸びてきた｡末脚の威力は相当なもの｡今回は初重賞挑戦になるが､3戦3勝の東京ｺｰｽで56ｷﾛなら通用しそう｡近親のﾏｲﾈﾙﾚｰﾆｱは先週ｽﾜﾝSを制している｡吉田和美氏＆堀厩舎はｷﾝｼｬｻﾉｷｾｷ､ﾛｯｸﾄﾞｩｶﾝﾌﾞと同じ｡石橋脩騎手は重賞では[0-1-3-80]｡勝てば重賞初制覇になる｡
ﾄｳｶｲﾄﾘｯｸは昨年10番人気で2着に入り穴をあけた｡今年も休み明けでﾊﾝﾃﾞは昨年より0.5ｷﾛ重い58ｷﾛ｡条件は楽ではないが､入念に乗り込んでいる｡ﾚｰｽが切れ味ではなくｽﾀﾐﾅ勝負に傾けば｡ﾄｳｼｮｳｼﾛｯｺは新潟記念3着､ｵｰﾙｶﾏｰ3着､ｱｲﾙﾗﾝﾄﾞT2着と堅実｡距離延長が課題だが､今回も相手なりに走りそう｡ﾈｳﾞｧﾌﾞｼｮﾝは骨折休養明けで昨年のｽﾃｲﾔｰｽﾞS以来の出走｡入念に乗り込んでいるが､どこまで仕上がってくるか｡日経賞でﾏﾂﾘﾀﾞｺﾞｯﾎに勝った馬で地力は足りる｡
ｽｸﾘｰﾝﾋｰﾛｰはｵｸﾄｰﾊﾞｰSでｼﾞｬｶﾞｰﾒｲﾙにｸﾋﾞ差の2着｡今回は3ｷﾛ減の53ｷﾛでｼﾞｬｶﾞｰﾒｲﾙとは2ｷﾛ→3ｷﾛ差に広がる｡その点は有利だが､決め手勝負では分が悪い｡展開､馬場など条件が揃えば｡ﾒｲｼｮｳｶﾁﾄﾞｷは京都大賞典4着｡後方からﾒﾝﾊﾞ-最速ﾀｲの33.9秒で上がり､勝ち馬とは0.1秒差だった｡3回使ってようやく復調気配｡芝2300〜2600mは[5-1-0-1]の実績がある｡54ｷﾛは恵まれたか｡先週の天皇賞(秋)は1分57秒2のﾚｺｰﾄﾞ決着｡今週は馬場造園課の設定に注意｡
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