競馬ｱﾅﾘｽﾄGM
福島記念
ﾚｰｽ展望
過去10年で1番人気は[2-0-2-6]で2連対｡勝った2頭は差し馬｡逃げ先行馬は乱ﾍﾟｰｽに巻き込まれて惨敗することが多い｡2番人気は[1-0-1-8]で1連対､3番人気は[2-1-1-6]で3連対｡人気馬の信頼度は低く､6番人気以下の人気薄が10連対と半数を占める｡馬連は10倍以下はなく､50倍以上が3回､万馬券が3回と大荒れ｡最終週の荒れ馬場が波乱に拍車をかける｡人気の逃げ先行馬､58ｷﾛ以上のﾄｯﾌﾟﾊﾝﾃﾞを軽視して､ﾛｰｶﾙ重賞勝ちのある馬とﾛｰｶﾙ向きの差し追い込み馬を狙うのが福島記念の攻略法｡前走着順はある程度無視して穴狙いに徹したい｡
ﾀｽｶｰﾀｿﾙﾃは札幌記念でﾏﾂﾘﾀﾞｺﾞｯﾎを差し切って1分58秒6でﾚｺｰﾄﾞ勝ち｡ｺﾝｺﾞｳﾘｷｼｵｰが飛ばして展開が嵌ったこともあるが､ﾏﾂﾘﾀﾞｺﾞｯﾎを差し切ったことは評価できる｡前走の天皇賞(秋)はｼﾝｶﾞﾘ負けを喫したが､敗因は何だったのだろう｡G2の札幌記念の勝ち馬がﾛｰｶﾙのG3に出てくるのは稀だが､ﾊﾝﾃﾞは札幌記念から1ｷﾛ増のﾄｯﾌﾟﾊﾝﾃﾞ58ｷﾛ｡過去10年で58ｷﾛを背負った馬は[0-0-0-5]｡昨年は1番人気のｻﾝﾊﾞﾚﾝﾃｨﾝが8着に終わっている｡持ちﾀｲﾑはあるが､福寿草特別の走りを見る限り､荒れ馬場をこなすﾀｲﾌﾟ｡ﾃﾝ乗りの松田騎手は重賞初制覇なるか｡
ﾌｨｰﾙﾄﾞﾍﾞｱｰは新潟大賞典3着､函館記念2着､札幌記念3着とﾛｰｶﾙの芝2000m重賞で堅実に走っている｡前走の毎日王冠はｽﾋﾟｰﾄﾞ負けしたが､今回は福島民報杯を勝っている福島芝2000m｡最近は自在性が出て前につけられるし､函館記念と同じﾊﾝﾃﾞ57ｷﾛなら大崩れはなさそう｡ﾏｲﾈﾙｷｯﾂも七夕賞3着､新潟記念2着とﾛｰｶﾙの芝2000m重賞で堅実に走っている｡左回りの方が得意だが､七夕賞の走りを見る限り､今は右回りも問題なさそう｡ﾊﾝﾃﾞは新潟記念2着のときと同じ55ｷﾛ｡実績を考えると少し恵まれたか｡馬場のいいｷﾞﾘｷﾞﾘのところをﾛｽなく回りたい｡
ｼｬﾄﾞｳｹﾞｲﾄはG2以下の芝2000mでは[1-2-1-0]で複勝率100%｡ﾊﾝﾃﾞ57.5ｷﾛは楽ではないが､三浦皇騎手が強気な騎乗をすると一発の可能性がある｡ﾏﾝﾊｯﾀﾝｽｶｲは前3走不振だが､新潟大賞典2着､金鯱賞2着､函館記念3着とﾛｰｶﾙの芝2000m重賞では堅実｡中1週で上積みは見込みにくいが､福島でよく穴をあける芹沢騎手がひと工夫してくれば｡ﾚｵﾏｲｽﾀｰはﾗｼﾞｵNIKKEI賞の勝ち馬｡前走の富士Sは8着に終わったが､勝ち馬とは0.5秒差｡今回はﾗｼﾞｵNIKKEI賞と同じﾊﾝﾃﾞ53ｷﾛ｡距離1F延長が課題か｡ﾎｯｺｰｿﾚｿﾚｰは前走17着に惨敗したが､ﾊﾝﾃﾞが56ｷﾛと重いのはなぜか｡
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