競馬アナリストGM
中日新聞杯
レース展望
過去10年で1番人気は[3-3-0-4]で6連対。休み明け[0-0-0-1]、牝馬[0-0-0-2]、重賞初挑戦[0-0-0-1]を除くと[3-3-0-0]で連対率100%。2番人気は[1-3-2-4]、3番人気は[2-2-0-6]で各4連対。連対馬20頭のうち18頭が5番人気以内で人気馬が堅実。馬連は10倍以下1回、10倍台6回、20倍台1回と8回が20倍台までに収まっている。ハンデ戦に変更された06年は3-2番人気で馬連13.3倍、昨年は1-8番人気で馬連33倍だった。年齢別では3歳[3-3-4-22]、4歳[4-5-2-21]、5歳[2-2-2-32]、6歳[0-0-0-20]、7歳以上[1-0-2-19]で4歳馬の活躍が目立つ。6歳以上の高齢馬は不振。
オペラブラーボは1000万、1600万、オープン特別を3連勝。上がり3Fは全てメンバー最速で一戦ごとにレースぶりが良くなっている。前走は中団からメンバー最速の33.1秒で差し切り、1分58秒3の好タイムで快勝。0.2秒差の2着トウショウシロッコは新潟記念とオールカマーで3着に好走してきた馬。0.6秒差の3着ダブルティンパニーは次走アンドロメダSで頭差の2着に好走している。重賞初挑戦でハンデ56キロは少し見込まれたが、左回りは[4-0-0-1]の巧者で中京では尾頭橋特別(芝1800m)で5馬身差の圧勝がある。久保田厩舎の管理馬で半兄にワイルドワンダー。今の勢いがあれば、重賞でも通用しそうだ。
ヤマニンキングリーは距離が長かった神戸新聞杯は8着、菊花賞は9着に終わったが、芝1800〜2000mでは堅実に走っている。前走のアンドロメダSは好位からメンバー2位の33.9秒で差し切り勝ち。オープン特別を勝ったことで3歳馬の中で最も重い55キロを背負うが、中京では白百合S勝ちがある。昨年サンライズマックスで勝っているデムーロ騎手が騎乗するのは魅力。マンハッタンスカイは前走の福島記念で重賞初制覇。内枠スタートから内をロスなく回って早めにスパートした芹沢騎手の好騎乗が光った。芝2000mは[3-2-2-2]と堅実で、中京芝2000mでは金鯱賞でエイシンデピュティに0.2秒差の2着がある。
トウショウウェイヴは500万、1000万条件を2連勝。末脚のしっかりした馬で前3走は全て上がり3Fメンバー最速。3走前は2着に負けたが、走破タイム1分58秒3は翌週のアイルランドTを勝ったオペラブラーボと同じ。芝2000mの500万、1000万条件を2連勝、ハンデ53キロ、ステイゴールド産駒というのは昨年の勝ち馬サンライズマックスと同じ。半兄はアイルランドTでオペラブラーボに負けたトウショウシロッコ。ダンスアジョイはウェルカムSを勝ち、ようやくオープン入り。確実に切れる脚を使う馬で前8走のうち6走が上がり3Fメンバー最速。直線の短い中京の開幕週がどうかだが、騎手心理が働いて昨年のように前崩れの展開になれば。
ダブルティンパニーはアンドロメダSで逃げて2着に粘った。芝2000mは[3-2-2-3]で2番手以内につけたときはしぶとく粘っている。半妹は中京芝2000mのローズSで2着したシェルズレイ。シゲルフセルトは500万条件から3連勝でオープン入り。菊花賞はさすがに距離が長かったが、芝1800〜2000mでは[4-3-0-1]と堅実。ローカル向きの器用さがあるので注意したい。シンゲンは前走11ヶ月ぶりだったが、好位から抜け出して1分45秒7の好タイムで快勝。中京は初めてになるが、左回りは[4-0-0-2]。前走激走した反動がなく、当日イレ込んでいなければ。中京は開幕週。展開の読みがポイントになりそうだ。
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