根岸S
レース展望
01年にこの時期に移動し、フェブラリーSの前哨戦になった。過去8年で1番人気は[2-2-1-3]で4連対。単勝1倍台は[1-1-0-0]、2倍台は[1-1-1-1]、3倍以上は[0-0-0-2]。単勝2.5倍以内なら[2-2-1-0]で複勝率100%。2番人気は[1-0-0-7]で1連対、3番人気は[0-2-2-4]で2連対のみ。連対馬16頭のうち7頭が6番人気以下の人気薄。東京ダ1400mで行われた7年の馬連は20〜40倍台が6回、万馬券が1回と荒れており、本命狙いは妙味がない。東西別では関東馬[3-1-2-38]で4連対に対し、関西馬[5-7-6-52]で12連対。毎年関西馬が連対している。ダート重賞実績のある関西馬を重視したい。
バンブーエールは4連勝でJBCスプリントを制した。ハナを切ってマイペースで進み、4コーナーでスマートファルコンに迫られたが、最後は1馬身差をつけてゴール。他馬が苦しくなったところでひと伸びできるのは、心肺機能が高い証し。今回は休み明け、斤量59キロと条件は厳しいが、東京ダ1400mはペルセウスSでトップハンデ57.5キロを背負い、ユビキタスに2馬身半差をつけて勝っている。久々はそれほど苦にしないタイプで太め残りでなければ力は出せそう。松岡騎手と相性が良く3戦3勝。松岡騎手は中央重賞連敗ストップなるか。安達厩舎はエスポワールシチー、ヤマトマリオンなど、ダートで走る馬が次々に出している。
ビクトリーテツニーはカペラSを1分8秒7でレコード勝ち。前半3F32.7秒のハイペースで展開が負かった感はあるが、直線で大外に持ち出すと凄い伸び脚だった。ここにきて馬が精神的に成長したようでパドックでは落ち着きがあり、気合乗りが目立っていた。ダ1400mは[3-0-1-3]で2走前の渡月橋Sではタガノマーシャルを差し切って1分22秒9で勝っている。東京ダ1400mでは6、1、4着で上がり3Fは全て35秒台。確実に終いは切れるので、展開と位置取りがポイントになりそう。過去8年に東京ダ1400mで行われた根岸Sで森厩舎の管理馬がひと桁人気なら[2-2-1-2]で複勝率71.4%と高確率。
ヒシカツリーダーは距離短縮&脚質転換が上手く行き、ダ1200m[2-0-0-0]、ダ1400m[0-0-2-0]と堅実。使われるごとにパフォーマンスを引き上げており、ダート短距離ではまだ底を見せていない。2走前のギャラクシーSはごちゃついて脚を余したもの。ダ1400mをこなす下地はある。木幡騎手とは中山ダ1200mで2戦2勝と好相性。使い込んでいるが、今勢いがある。アドマイヤスバルは芝を使ってマイルCS&京都金杯7着に終わったが、内容は悪くない。東京ダ1400mは[3-1-2-0]の巧者で昨年の根岸Sは致命的な不利があって後方に下がったが、3着まで追い上げた。ベストの条件だけに侮れない。
ナンヨーヒルトップは1600万、オープン特別を2戦目でクリア。7馬身差で圧勝した秋嶺Sは強い内容だった。東京ダ1400mでは未勝利戦で7馬身差の圧勝がある。4歳馬でまだ底を見せていない。ギャラクシーSを勝ったオフィサー、前走出遅れて上がり3F34.5秒という凄い脚を使ったスリーアベニュー、カペラSで58キロを背負って3着に入ったフジノウェーブ、ダートに挑戦してきたマルカフェニックスなど伏兵は多彩。フェラーリピサはエルムSで重賞初制覇。ダ1400mは[1-2-0-1]で昨年の欅S(東京ダ1400m)を1分21秒9のレコードで勝っている。休み明けが課題だが、差し追い込みタイプが多いメンバーで積極策が吉と出る可能性がある。
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