オーシャンS
レース展望
高松宮記念の前哨戦。06年にオープン特別からG3に昇格。02年の勝ち馬ショウナンカンプは高松宮記念を制している。キンシャサノキセキは昨年の高松宮記念&スプリンターズS2着馬。芝1200mは[2-2-2-0]で崩れたことがなく、中山芝1200mは[1-1-0-0]。スプリンターズSは前日に散水したのか、勝ったスリープレスナイト向きの緩い馬場だった。今回はスプリンターズS以来となるが、休み明けは[2-0-1-1]で気性的に苦にしないタイプ。芝1200mでも掛かり気味に追走するが、今回はサープラスシンガーがいるため流れは向きそう。スプリンターズS3着のビービーガルダンは先週の阪急杯を楽勝した。今回はメンバーに恵まれた感がある。
ソルジャーズソングはシルクロードS2着。勝ったアーバンストリートには離されたが、内枠スタートからずっと馬場の悪い内を通ったことが応えている。少し太めの造りだったため、絞れてくればもっと動けそう。芝1200mは[3-2-1-1]で複勝率85.7%。今回は奥多摩Sを勝った松岡騎手が騎乗する。スタートがひとつのポイント。モルトグランデはシルクロードS3着。中団からしぶとく伸びてきたが、直線でごちゃついて仕掛けが遅れたことが響いた。芝1200mは[4-1-3-1]で複勝率88.9%、中山芝1200mは[3-0-1-0]の得意コース。前走は中間に挫石があり、ひと息入れていた。その点で今回は上積みが見込める。
サープラスシンガーシルクロードS5着。8枠15番スタートでハナを切るまで仕掛けて飛ばし、勝負どころでアイルラヴァゲインに早めに来られたことが応えた印象。芝1200mは[4-5-0-3]で連対率75%。スタートが抜群に早く、これまで芝1200mでハナを切らなかったことはない。ここにきて馬体が充実してきている。アポロドルチェはスプリンターズSで0.3秒差の5着。前2走は不振だが、重巧者だけに雨が降ったら要注意。アーバニティは先週の韓国馬事会杯を楽勝したが、連闘で使う予定。内をロスなく回ってきたこともあるが、ひと味違う勝ち方だった。スティンガーの半弟。重賞初挑戦になるが、一気の素質開花もあり得る。
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