青葉賞
レース展望

ダービートライアル。過去にはシンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、ハイアーゲーム、アドマイヤメインなど、勝ち馬がダービーで好走している。ダービーが面白くなるようなレベルの高い馬の出現を期待したい。過去10年で1番人気は[6-0-1-3]で6連対、2番人気は[2-3-2-3]で5連対、3番人気は[2-0-1-7]で2連対。過去10年の勝ち馬は全て3番人気以内。軸は人気馬から選びたい。馬連は10倍台までが6回と堅い決着が多いが、最近2年は人気薄が2着に入り、321倍、40倍と荒れた。連対馬20頭のうち前走連対馬は11頭。皐月賞の前哨戦で善戦した馬、そこで5番人気以内に支持されていた馬が巻き返すことが多い。

アプレザンレーヴは未勝利、500万条件を連勝。前走の毎日杯は大きく出遅れて位置取りが悪くなったことが応えて3着。最後はメンバー最速の33.5秒で0.2秒差まで追い上げた。550→542→530→524キロと使われながら馬体が絞れて少しずつ仕上がってきている。東京は芝2000mの未勝利戦で中団からメンバー最速の33.8秒で抜け出して3馬身差で楽勝している。馬体の造り、走法から東京コースは合う。過去10年で毎日杯組が3番人気以内に支持されると[4-2-1-0]で複勝率100%。半姉レーヴダムールは阪神JF2着馬。父シンボリクリスエスは青葉賞を楽勝し、ダービーで2着に入った。父に続けるか。

ピサノカルティエは[2-2-0-0]でまだ連対を外していない。未勝利戦でアプレザンレーヴに3馬身差をつけられたが、直線で前が詰まって外に持ち出す大きなロスがあった。前走の山桜賞は後方からメンバー最速の36.3秒で差し切り勝ち。東京芝2400mは未勝利戦でハシッテホシーノに0.2秒差の2着がある。まだ馬体に華奢な部分があるが、どこまで成長したか。キタサンアミーゴは弥生賞で4着に敗れ、皐月賞に出走できなかったが、山吹賞で2勝目を挙げた。セレクトセールで4725万円で取り引きされた馬で馬主は大野商事(北島三郎氏)。半兄のウォータクティクスは先週アンタレスSを制した。松田博厩舎バアゼルリバーと2頭出し。

オープン以上で4戦連続3着の後、500万条件を勝ち上がったトップカミング、未勝利、ゆきやなぎ賞を連勝したアプレザンレーヴと同じ池江郎厩舎のイネオレオ、外枠でロスのある競馬を強いられているセイクリッドバレー、桜花賞3着馬ソーマジックの全弟で藤沢和厩舎のシンボリクリスエス産駒サトノエンペラーあたりが伏兵か。バアゼルリバーはダ1800mの未勝利戦と芝2400mの500万条件を連勝。前走は前半5F65.0秒のスローペースだったが、後方からメンバー2位の33.4秒で差し切った。レースのラスト3Fは11.7-11.3-11.2秒で尻上がり。未勝利戦のレースのラスト3Fも13.1-12.8-12.5秒で尻上がり。2戦とも余裕のある勝ち方だった。

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