目黒記念
レース展望
過去10年で1番人気は[3-2-0-5]で5連対。単勝2.9倍以下でG1連対または重賞勝ちがあれば[2-2-0-1]で連対率80%。2番人気は[1-3-1-5]で4連対、3番人気は[4-1-1-4]で5連対。ハンデ戦で波乱含みだが、最近4年は5番人気以内で決着し、馬連は16倍、14倍、13倍、6倍と堅い。連対馬20頭のうち16頭に東京芝で連対があった。連対がなかった4頭のうち3頭には芝2200m以上でG1で3着以内、またはG2で2着以内があった。トップハンデは[3-2-0-8]。1、2番人気では[3-2-0-1]で連対率83%に対し、3番人気以下は[0-0-0-7]。1、2番人気なら狙える。今年のトップハンデは58キロのポップロック。
ジャガーメイルは昨年秋に本格化し、AR共和国杯ではスクリーンヒーローに0.2秒差の2着、香港ヴァーズではハナ+頭差の3着に入った。まだ重賞は未勝利だが、G1級の能力を秘めている。前走の天皇賞(春)は後方2番手からメンバー最速の34.5秒で追い込んで5着。脚質的に仕方ない面はあるが、位置取りが悪過ぎた。安藤勝騎手はテン乗りだと大事に乗る傾向がある。東京芝2400〜2500mは[3-1-0-0]で今回はベストの条件。ハンデは57キロなら問題ない。石橋脩騎手は重賞で[0-2-3-91]だが、ジャガーメイルとは[4-2-0-1]で相性がいい。東京は今週からB→Cコースに変更される。馬場傾向の変化に注意。
ホクトスルタンは日経賞10着、天皇賞(春)15着と冴えないが、昨年の目黒記念を逃げ切っており、鞍上に[4-0-0-4]の横山典騎手が戻る。昨年は天皇賞(春)4着で56キロ、内&前が有利な馬場に恵まれたが、今年は57キロと斤量が1キロ増える。Cコース変更で馬場傾向はどうなるか。横山典騎手は不利な条件になれば、大逃げを打つかもしれない。トウカイトリックは前走天皇賞(春)で6着に善戦した。7歳馬で大きな上積みは期待しにくいが、[1-1-0-1]の実績がある叩き3戦目。ハンデ戦で57キロは07年のダイヤモンドS1着以来、約2年4ヶ月ぶり。今回はテン乗りの武豊騎手。ダービーDAYで人気か。
近走不振も目黒記念2勝の実績があるポップロック、8歳馬でも走り続けるメルボルンCの勝ち馬デルタブルース、新潟大賞典で大穴をあけたニホンピロレガーロ、東京芝で必ず切れる脚を使っている松永幹厩舎のダンスアジョイ、昨年のオクトーバーSでジャガーメイルに0.2秒差の3着に入ったキングアーサー、ステイヤーズSの勝ち馬エアジパング、昨年の札幌日経オープンで逃げてスクリーンヒーローを完封しているビエンナーレ、淡路特別と烏丸Sを逃げ切ったワンダームシャ、意外にも芝2400m以上で[1-1-1-1]の実績があるミヤビランベリなど伏兵は数多い。前走または前々走で連対している馬はニホンピロレガーロしかいない。波乱ムードが漂う。
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