CBC賞
レース展望

05年まで暮れの別定G2だったが、06年に6月に移動しG3のハンデ戦に変更された。ハンデ戦変更後3年の1番人気はアグネスラズベリ5着、ペールギュント6着、トウショウカレッジ9着。ペールギュントとトウショウカレッジはテレビ愛知オープンの勝ち馬でテレビ愛知オープン、CBC賞とも同じ斤量だった。過去3年は4-2番人気で馬連22倍、10-7番人気で馬連155.8倍、4-2番人気で馬連30.7倍。中京最終週に荒れ馬場で行われるハンデ戦で時々大波乱が起きる。過去3年とデータは少ないが、53キロ以下の軽量馬は[0-0-0-19]で3着以内なし。トップハンデは06年58キロが3、11、15着、07年58キロが6、12着、昨年57キロが9着と不振が続いている。

トレノジュビリーはテレビ愛知オープンを1分6秒9の好タイムで快勝。内枠からスタートを決めて好位の内をロスなく回り、4コーナーから直線でスムーズに外に出して差し切るという岩田騎手の完璧な騎乗だった。芝1200mは[2-3-1-3]だが、良馬場に限れば[2-3-0-1]で連対率83.3%。今回は斤量が1キロ増えて57キロ。重賞初挑戦でトップハンデは楽ではないが、前走のパドック気配を見る限り、まだ上積みがありそう。岩田騎手は5月以降の重賞は[0-0-0-8]。オークスは放馬、ダービーは1番人気で惨敗、安田記念は直線で前が壁。放馬でツキが逃げたか。トレノジュビリーとは[3-1-0-0]の好相性。今の流れを変えられるか。

アーバンストリートは中京芝1200mは[3-0-2-4]。高松宮記念はいつもより前につけたがそのぶん伸びず8着。テレビ愛知オープンは後方からメンバー最速の32.9秒で追い込んだが、開幕週の馬場では届かず7着に終わった。今回はシルクロードSを勝ったときより2キロ重い56キロ。ハイペースで外差しが決まる馬場なら面白い。四位騎手はG1-2着続きの鬱憤をスカッと晴らすか。ソルジャーズソングは高松宮記念3着馬。最後はトウショウカレッジとの叩き合いになったが、並んだら抜かせない勝負根性を発揮。今回は[0-2-1-1]の安藤勝騎手に戻る。先週土曜の安藤勝騎手の騎乗馬6頭は全て鮫島厩舎の管理馬だった。

昨年のサマースプリントシリーズの覇者カノヤザクラ、芝1400m以下では[3-2-5-0]のエイシンタイガー、前走テレビ愛知オープン3着のスピニングノアール、重賞・オープン特別で善戦しているモルトグランデあたりが人気になりそう。エイシンタイガーは葵Sを1分20秒4で勝ったが、2着のレディルージュが先週のあじさいS(中京芝1200m)を1分8秒0で勝っている。モルトグランデは、オーシャンSは内が有利な馬場で大外16番枠、テレビ愛知オープンは高速決着と敗因がある。休み明けを除き、芝1200mでひと桁馬番なら[2-1-2-0]と堅実。今回は[1-2-0-0]の叩き2戦目、前走負けて1キロ減の55キロと好条件が揃った。、内めの枠に入ったら要注意。

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