ﾏｰﾒｲﾄﾞS
ﾚｰｽ展望
06年に開催が3週早くなりﾊﾝﾃﾞ戦に変更された｡過去10年で1番人気は[2-2-0-6]で4連対だが､ﾊﾝﾃﾞ戦に変更されてからはﾔﾏﾆﾝｼｭｸﾙ8着､ｺｽﾓﾏｰﾍﾞﾗｽ8着､ﾍﾞｯﾗﾚｲｱ5着と不振｡別定時代は人気の実績馬が結果を出して堅かったが､ﾊﾝﾃﾞ戦以降は9-3番人気で馬連53.6倍､2-5番人気で馬連19.1倍､12-10番人気で馬連740倍と荒れている｡ただし昨年は雨で馬場が悪化した影響があったことを考慮したい｡最近3年の連対馬6頭のうち3頭が前走条件戦｡ﾊﾝﾃﾞ戦で一線級の出走が減り､ｸﾗｽの壁が低くなっている｡穴で前走条件戦に出走した軽量馬の激走に注意｡
ﾘﾄﾙｱﾏﾎﾟｰﾗは昨年のｴﾘｻﾞﾍﾞｽ女王杯の勝ち馬｡今年はﾏｲﾗｰｽﾞC7着､ｳﾞｨｸﾄﾘｱM6着に終わった｡ｳﾞｨｸﾄﾘｱMは内＆前が有利な馬場で外枠から前半脚を使って好位につけたことが応えたのか､直線で伸び切れなかった｡勝負どころで一気にﾍﾟｰｽｱｯﾌﾟしたときに反応できなかったし､今はもう少し長い距離が合うようだ｡今回はﾒﾝﾊﾞｰ唯一のG1馬でﾄｯﾌﾟﾊﾝﾃﾞ56.5ｷﾛを課せられた｡ちなみに05年以降の牝馬限定ﾊﾝﾃﾞ重賞で56.5ｷﾛ以上を背負った馬は[2-0-2-6]で連対率20%｡今年は中山牝馬Sでｷｽﾄｩﾍｳﾞﾝが56.5ｷﾛで制している｡距離延長､叩き3戦目でどこまで変わるか｡
ﾍﾞｯﾗﾚｲｱは昨年のｴﾘｻﾞﾍﾞｽ女王杯でﾘﾄﾙｱﾏﾎﾟｰﾗに0.3秒差の3着｡福島牝馬Sは不良馬場が応えて7着に終わったが､金鯱賞はﾒﾝﾊﾞｰ最速ﾀｲの33.7秒で追い込んで4着に入った｡ﾚｰｽのﾗｽﾄ5Fは58.8秒｡これを後方から差し切るのは難しい｡それでも持ちﾀｲﾑを大幅に短縮して1分58秒6で走ったことは今後に繋がりそうだ｡昨年のﾏｰﾒｲﾄﾞSは1番人気で5着に終わったが､大雨で馬場が悪化した影響があった｡ﾒﾝﾊﾞｰに恵まれたときは雨で馬場が悪化するﾊﾟﾀｰﾝが続いているが､今年も時期的にどうだろう｡ﾏｰﾒｲﾄﾞSと福島牝馬Sは極悪馬場｡稍重程度ならこなせないか｡
ｻﾞﾚﾏは京都牝馬S3着､中山牝馬S4着､阪神牝馬S2着､ｳﾞｨｸﾄﾘｱM4着と牝馬重賞で堅実｡距離を短くして差す競馬で良さが出たが､今回は距離が2000mに延びる｡阪神芝2000mは忘れな草賞で勝っているが､安藤勝騎手はどう乗るか｡ﾑｰﾄﾞｲﾝﾃﾞｨｺﾞは昨年の秋華賞2着馬｡ｵｰｽﾄﾗﾘｱT9着は不良馬場､ｳﾞｨｸﾄﾘｱM11着は距離不足と敗因はある｡阪神では忘れな草賞1着､ﾛｰｽﾞS2着があり､距離が延びるのはﾌﾟﾗｽ｡今年5月以降の重賞で岩田騎手は[0-0-0-8]と不振｡ｵｰｸｽは放馬､ﾀﾞｰﾋﾞｰは1番人気で惨敗(不良馬場)､CBC賞は出走取消とﾂｷがない｡今の悪い流れを断ち切れるか｡
3連勝中の上がり馬ﾆｼﾉﾌﾞﾙｰﾑｰﾝ､阪神芝重賞2勝(ﾌｨﾘｰｽﾞR､ﾛｰｽﾞS)のﾏｲﾈﾚｰﾂｪﾙ､京都牝馬Sで2着に激走したﾚｲﾝﾀﾞﾝｽ､ﾊﾟｰﾙSを勝ちｵｰﾌﾟﾝ入りしたｳｪﾃﾞｨﾝｸﾞﾌｼﾞｺあたりが人気になりそう｡ﾆｼﾉﾌﾞﾙｰﾑｰﾝは前走52ｷﾛの軽ﾊﾝﾃﾞとはいえ､昇級戦で牡馬相手に強い内容｡ﾘﾄﾙｱﾏﾎﾟｰﾗより4.5ｷﾛ軽い52ｷﾛなら太刀打ちできないか｡ｳｪﾃﾞｨﾝｸﾞﾌｼﾞｺは中京芝1800mのﾊﾟｰﾙSを1分46秒0で快勝｡勝ちﾀｲﾑは07年のﾏｰﾒｲﾄﾞSを勝ったﾃﾞｨｱﾁｬﾝｽ(ｴﾒﾗﾙﾄﾞS)より0.2秒早い｡3走前のｱｸｱﾏﾘﾝSではﾏｲﾈﾙﾌｧﾙｹにｸﾋﾞ差の2着｡ﾘﾄﾙｱﾏﾎﾟｰﾗが強気な競馬をしたときに持ち味を生かせる可能性がある｡
★先週の予想結果
競馬ｱﾅﾘｽﾄGM 厳選予想2戦2勝､前週の厳選予想3戦3勝､前7週の厳選予想18戦14勝(的中率78%)､例年6月から夏にかけては爆勝ﾓｰﾄﾞ
万馬券娘MR ｴﾌﾟｿﾑC3連単2,720円､東京JS馬連2,700円､ｴｰﾃﾞﾙﾜｲｽS馬連1,900円､あおぎりS馬連2,340円的中､6月恒例の的中ﾗｯｼｭ!
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