函館記念
レース展望
サマー2000シリーズの第2戦。過去10年で1番人気は[2-2-0-6]で4連対。芝2000m重賞で3着以内がある馬は[2-2-0-1]、このうち57キロ以上を背負った馬は[1-2-0-0]と堅実。2番人気は[1-2-3-4]で3連対、3番人気は[0-1-1-8]で1連対のみ。6〜9番人気が6連対、10番人気以下が4連対と人気薄が目立つ。馬連は10年のうち4年が万馬券だが、最近7年で万馬券は1回のみ。最近は以前ほど荒れなくなった。トップハンデは[1-0-0-9]で1連対のみ。10頭のうち8頭が5番人気以内で人気で不振に終わる傾向。前走7着以下に敗れた馬が6連対。穴で前走負けて人気を落とした馬に要注意。
マンハッタンスカイは巴賞の勝ち馬。前半5F61.0秒のスローペースで前残りの展開だったが、2番手から逃げたドリームサンデーに競り勝った。昨年は巴賞6着→函館記念3着だったが、今年は巴賞を勝ち好スタートを切った。昨年の福島記念の勝ち馬で芝2000mは[3-3-2-6]の巧者。昨年より斤量は1キロ増えるが、重賞勝ち、前走巴賞勝ちを考えると57キロは妥当なハンデ。速い流れでの消耗戦、ラスト5Fの持続力勝負、どちらにも対応できるタイプだが、前に行くため、流れが速くなり過ぎたときが課題。昨年の札幌記念は馬体が20キロ減ってガレ気味だった。前走の巴賞は8キロ減。当日の馬体重に注意。
ドリームサンデーは巴賞2着。前残りの展開に恵まれた面はあるが、逃げてしぶとく粘った。2ヶ月ぶりのレースで馬体が10キロ増えていたように少し余裕を持たせていた。2着に負けたことでハンデは1キロ減の56キロ。対マンハッタンスカイで1キロ有利になる。ベストは[4-4-6-2]の芝1800mだが、[2-0-0-5]の芝2000mも守備範囲。渋った馬場では[3-1-0-2]。雨で馬場が渋ると有利に働く。インティライミは重賞3勝の実績馬でトップハンデ58キロ。前8走はG1、G2に出走しており、G3は[1-1-0-1]で朝日CC1着、中日新聞杯2着がある。前走の宝塚記念は不甲斐ない負け方。叩き3戦目でどこまで変わるかが鍵。
マイネルチャールズは昨年のクラシック3戦で掲示板を確保。菊花賞の後、屈腱炎を発症したが、ようやく復帰に漕ぎ着けた。昨年の札幌記念は2番人気で6着に終わったが、ハイペースで高速決着になったこともある。芝路線の4歳世代はレベルが低いという評価を覆せるか。巴賞3着のサクラオリオン、同4着のマヤノライジン、昨年の桜花賞馬レジネッタ、昨年のクイーンSの勝ち馬ヤマニンメルベイユなど伏兵は多い。サクラオリオンは札幌芝で[1-1-1-0]の実績がある。池江郎厩舎はサクラオリオンとドリームサンデーの2頭出し。マヤノライジンはハンデ戦でずっと56キロだったが、今回は06年函館記念(3着)以来となる55キロと1キロ軽くなった。
レジネッタは春2戦の阪神牝馬Sは57キロ、ヴィクトリアMは外枠と敗因はある。G1馬でハンデには恵まれなかったが、牡馬相手にどんな競馬を見せるか。ヤマニンメルベイユはG3で[2-0-4-7]の実績があり、前に行ってしぶといタイプ。牝馬2頭は次のクイーンSが目標かもしれないが、仕上がり具合に注目したい。ゼンノグッドウッドは芝で走りが一変し、1000万条件、1600万条件、オープン特別を3連勝。天皇賞(春)は11着に終わったが、距離が長かったか。大阪-ハンブルクC2着のニホンピロレガーロは次走新潟大賞典2着。G3で通用する下地はありそう。浅見厩舎はゼンノグッドウッド、マンハッタンスカイ、レジネッタの3頭出し。
★先週の予想結果
競馬アナリストGM 厳選予想3戦3勝・今好調、クラス再編成後の前日狙い馬[11-5-3-2]
万馬券娘MR マリーンS 馬連・ワイド1,450円[◎○1点]、HBC賞 馬連・ワイド910円[○◎]など的中!
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