クイーンS
レース展望

過去9年で1番人気は[2-3-0-4]で5連対。芝2000m以上のG1で連対がある馬は[2-1-0-0]と堅実。2番人気は[2-1-2-4]で3連対、3番人気は[1-0-3-5]で1連対のみ。馬連は10倍以下は1回しかなく、1、2番人気の相手に6、7番人気が来て20倍前後の中穴決着になることが多い。開幕週の馬場と直線の短い小回りコースで前が残りやすく、過去9年で逃げ馬が6勝。ただし今年は函館改修工事の代替開催があったため、開幕週でない点に注意したい。連対馬18頭のうち14頭に芝1800m以上の重賞で連対または芝1800mで勝ち星があった。夏は格より調子。条件馬でも通用している。

今年は3歳馬の出走はなく、重賞実績のある4歳馬が人気を集めそう。まず昨年の牝馬クラシックで連対した馬の秋以降の成績を見てみたい。桜花賞馬レジネッタはローズS3着→秋華賞8着→エ女王杯12着→阪神牝馬S5着→ヴィクトリアM16着→函館記念9着。桜花賞2着&オークス2着のエフティマイアは秋華賞5着→エ女王杯13着。オークス馬トールポピーは秋華賞10着→中山牝馬S10着。秋華賞馬ブラックエンブレムはドバイ・バランシーン9着。秋華賞2着のムードインディゴはエ女王杯6着→オーストラリアT9着→ヴィクトリアM11着→マーメイドS8着。さらにエリザベス女王杯を勝ったリトルアマポーラはマイラーズC7着→ヴィクトリアM6着→マーメイドS3着。

昨年の牝馬クラシックで連対した馬、エリザベス女王杯を勝ったリトルアマポーラともにその後連対した馬はいない。現4歳世代の芝路線組は牡馬もそうだが、牝馬も世代レベルが低いのではないか。ただし先週の関屋記念はダービー2着の4歳馬スマイルジャックが勝ち、ダービー以来連対を果たした。これで流れが変わるかもしれない。クイーンSに出走予定だったブラックエンブレムは最終調教で鼻出血を発症し、このまま引退繁殖入りすることになった。そのため、昨年のクラシックで連対した馬はレジネッタとムードインディゴの2頭。4歳馬は他にスペルバインド、メイショウベルーガ、レッドアゲートが出走を予定している。

レジネッタは昨年1番人気で2着。後方からメンバー2位の35.0秒で追い込んだが、逃げたヤマニンメルベイユに2馬身届かなかった。前走の函館記念は中団から伸び切れず0.7秒差の9着に終わったが、直線で前をカットされて目一杯に追えなかった。元々牝馬限定のここを目標にしていることもあり、小牧騎手は無理していなかった。滞在2戦目で距離1F短縮。未だ鞍上が未定というのは気になるが、まずは調教の動き、気配に注目。ムードインディゴは昨年後方から追い込んで0.5秒差の8着。休み明けで馬体が22キロ増えていた。今年はマーメイドSから中7週。鞍上はテン乗りの藤岡祐騎手。

前2走惨敗も昨年の勝ち馬でコースは合うヤマニンメルベイユ、牝馬限定重賞で[0-2-2-7]の実績があるザレマ、格上挑戦もチューリップS4着、京都牝馬S6着の実績があるスペルバインド、格上挑戦も嵌ったときは凄い脚を使うメイショウベルーガ、前走シンガリ負けも2走前のマーメイドSで5着に入ったレッドアゲート、秋華賞2着、京都牝馬S2着の実績があるレインダンスなど伏兵は多い。アメジストリングは格上挑戦になるが、前3走1600万条件で3、2、2着で2走前に頭差で負けたエーティーボスは次走小倉記念でタイム差なしの4着に善戦した。昨夏の札幌で2連勝したように札幌の馬場は合う。浅見厩舎はレジネッタと2頭出し。

★先週の予想結果

競馬アナリストGM 関屋記念 馬連・ワイド2,850円 3連複12,990円、函館2歳S 馬連・3連複3,410円的中!厳選予想4戦3勝

万馬券娘MR 関屋記念 馬連810円 3連複12,990円 3連単56,290円的中!穴馬マイネルスケルツィ激走!

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