札幌2歳S
レース展望

今年は函館改修工事の影響で1ヶ月早く行われる。開催時期が早まったことで2勝馬はサンディエゴシチーのみ。素質、能力、適性を見抜けるかが鍵。ダノンパッションは阪神芝1600mの新馬戦の勝ち馬。直線で前が壁になって追い出しが遅れたが、狭いスペースを割って楽々と差し切った。上がり3Fはメンバー最速の35.0秒でレースのラスト3Fは12.0-11.7-11.6秒で尻上がり。前半5F64.1秒のスローペースで勝ちタイムは1分39秒4と遅いが、素質を示す勝ち方だった。半兄に若駒Sを勝ったアインラクス、叔父にディープインパクト。ロジユニヴァースと同じ阪神からのステップでクラシックに名乗りを上げるか。鞍上は武豊騎手。

サンディエゴシチーは新馬、クローバー賞をメンバー最速の末脚で連勝。前走は馬体が大きく増えていたが、外から豪快に差し切った。レースのラスト3Fは12.0-11.9-11.8秒で尻上がり。3コーナーで頭を上げたように距離延長で折り合いが鍵になりそう。ロードシップは福島芝1800mの新馬戦を2馬身差で楽勝。外から捲くって最後は抑える余裕があったように奥がのありそうな勝ち方だった。松岡騎手が函館に来て1週前調教に騎乗したように勝負気配が漂う。ダノンパッションにも言えるが、キャリア1戦で勝った馬はジャングルポケット、サクラプレジデント、ロジユニヴァースなど、翌年のクラシックで活躍している。

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