小倉2歳S
レース展望

夏の小倉2歳王者決定戦。今年はフェニックス賞連対馬の出走がない。ちなみに過去10年でフェニックス賞連対馬が出走しなかった01年は15-2-11番人気で馬連362.3倍、02年は10-5-8番人気で馬連232.1倍、3連複627.8倍と大荒れだった。ジュエルオブナイルは新馬戦でファイティングピサに負けたが、直線で鋭く伸びて2着を確保。続く未勝利戦は逃げて3馬身差で圧勝。勝ちタイム1分8秒4(稍重)は同日の1000万条件(良)を勝ったマルカベストに0.4秒差の好タイム。新種牡馬デュランダル産駒で半兄に現1600万条件のボーダレスワールド。川田騎手が新潟2歳Sのサンデージョウに騎乗するため、鮫島良騎手に乗り替わる。

サリエルは未勝利戦を前半3F32.8秒のハイペースで2番手から抜け出して快勝。勝ちタイム1分8秒2は同日の1000万条件を勝ったラッキーバニヤンに0.2秒差の好タイム。母はファンタジーS2着、阪神3歳牝馬S5着があるシンコウノビー。2歳重賞で激走する下地はある。勝てば松永幹厩舎は夏の小倉重賞完全制覇。メイショウヘミングは新馬戦を1分9秒3(稍重)で逃げ切り勝ち。ファイティングピサがソエで回避したため、再度武豊騎手が騎乗する。あとはフェニックス賞3着のオレンジティアラ、前走未勝利を圧勝したシャイン、唯一の2勝馬パリスドール、切れる脚を使って新馬戦を勝ったメイショウウズシオなど。シャインが勝てば太宰騎手は重賞初制覇。

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