朝日CC
レース展望
過去10年で1番人気は[6-2-1-1]で8連対。現在5年連続連対中。かなり堅実だが、休み明けを除き、前走負けた馬は[1-1-1-1]で連対率は50%に落ちる。今年の1番人気はキャプテントゥーレ(前走関屋記念4着)か。2番人気は[1-1-0-8]、3番人気は[0-2-2-6]で各2連対のみ。連対馬20頭のうち17頭が5番人気以内。人気馬が堅実なため、馬連は10倍台までが8回と堅く収まることが多い。夏場に使われた芝2000mの実績馬が活躍する傾向がある。年齢別では3歳[1-0-1-5]、4歳[4-3-1-19]、5歳[4-5-5-22]、6歳[1-2-0-23]、7歳[0-0-3-11]、8歳以上[0-0-0-7]で4、5歳馬の活躍が目立つ。夏のローカル重賞で善戦した4、5歳馬を重視したい。7歳以上は連対がなく不振。
ベッラレイア、ダイシングロウ、スマートギアは現時点で除外対象。スマートギアはこのメンバーでも狙えそうだが、除外が続きそう。キャプテントゥーレは昨年の皐月賞馬。骨折休養明けの関屋記念は2番手からしぶとく伸びて4着。直線で馬場の荒れた内を通ったことが少し影響しているが、久々でこれだけ走れば上々。今回は久々を使った反動がなければ、ひと叩きした上積みが見込める。芝2000mは皐月賞と同じ距離だが、皐月賞は前半5F61.4秒のスローペースで単騎逃げだった。その点を含め、まだ真の適性がどこにあるのか微妙だが、高速決着に対応できれば、脚質的に開幕週の馬場は合いそう。斤量は56キロ。G1馬の貫禄を見せるか。
トーホウアランは昨年の2着馬。2番手からしぶとく伸びたが、最後にドリームジャーニーに差された。その後は京都大賞典を制しており、今回のメンバーでは唯一の古馬G2勝ち馬。芝2000mは[3-1-0-2]で高速決着にも対応できる。昨年以降、藤原英厩舎は重賞で1〜3番人気では[1-1-0-12]で連対率14.3%に対し、4〜6番人気では[7-1-2-8]で連対率44.4%、複勝率55.5%。先週の札幌日経オープンを59キロのエアジパングが勝ったように何らかの理由で人気が落ちたときに激走するのがパターン。例としてチューリップ賞のジェルミナルのレースぶりを確認すれば「競馬」というものが分かるかもしれない。今回はどんな手でくるか。
サンライズベガは新潟記念で3番手からしぶとく伸びてクビ差の惜しい2着。あと一歩で勝っていたが、直線で先頭に立ってからフワッとしたのが応えた。それでも昇級戦で目処の立つ内容。これまで[5-5-8-4]で掲示板を外したのは2回のみ。開幕週の高速決着に課題があるが、相手なりに走るタイプ。過去10年で牝馬は[0-0-3-11]で3着止まりだが、今年はアルコセニョーラ、クラウンプリンセス、コスモプラチナが出走予定。今年のメンバーなら馬券圏内があるかもしれない。3歳からはブレイクランアウトが出走予定。NHKマイルCとダービーは力を出していない。馬格のない馬で53キロは魅力だが、古馬相手にどこまで通用するか。デストラメンテは新潟記念で14着に終わったことで人気急降下必至。3走前は14番人気での勝利だった。
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