シリウスS
有力馬診断

[7]ワンダーアキュート
前走のオークランドRCT(稍重)は内をロスなく回ってきたとはいえ、ニューイチトクに5馬身差をつけて1分51秒6の好タイムで勝つ強い内容。シリウスSは2000mに変更されてから前走オークランドRCT1着のドラゴンファイヤー(3歳)と9着のマイネルアワグラスが勝っている。ハンデはドラゴンファイヤーより1キロ重いが、オークランドRCTの内容はワンダーアキュートの方が上。稍重の阪神ダ1800mで2戦2勝。前走の走りなら2000mもこなせそう。ただしJRAに大外枠に入れられたため、前走のように内をロスなく進められそうにない。その点にリスクがあるが、調教の動きは良く、まだ上積みがありそう。重賞4勝馬の実績がある半兄ワンダースピードが休み明けで斤量4.5キロ差あれば、互角にやれるのではないか。阪神の脚抜きのいいダートでの実績、今の調子を加味して1位評価とした。勝てば佐藤正厩舎は重賞初制覇。

[6+]ダークメッセージ
秋の休み明けは馬体がガレることがあるが、最終調教を見る限り、馬体はガレておらず、まずまずの仕上がり。休み明けで絶好調ではないが、それなりに力を出せるデキに仕上がっている。ダートでは[2−2−1−1]で完全前残りになった平安S以外は3着以内を確保。ダ2000m以上は500万条件で7馬身差の圧勝、シリウスS3着、ベテルギウスS2着と結果を出している。ダ1800でもやれるが、スタミナがあるため、距離が長い方がレースはしやすい。昨年のシリウスSは後方からいい脚を長く使って3着に追い込んだが、直線で前の2頭が壁になって少し脚を余していた。その後、エスポワールシチー、マコトスパルビエロに迫った内容からも重賞でやれる能力はある。昨年のように最初の芝で位置取りが悪くなる可能性があるが、ベテルギウスSでは中団につけられた。スタートを決めて中団あたりで進められれば。このメンバーで56キロなら面白い。

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