京王杯2歳S
レース展望
過去10年で1番人気は[2−4−0−4]で6連対。前走芝1400mを勝った馬は[1−2−0−0]だが、前走重賞出走馬は[0−1−0−3]で連対は昨年のフィフスペトルのみ。前走重賞好走馬は過信禁物。2番人気は[3−0−1−6]で3連対、3番人気は[1−3−2−4]で4連対。最近5年の馬連は60倍、10倍、57倍、104倍、112倍とかなり荒れている。1番人気に支持された前走重賞好走馬が崩れて荒れることが多い。最近2年は12番人気と14番人気が連対して大荒れになった。
連対馬20頭のうち17頭が前走3着以内。前走が重賞でなければ3着以内が目安。牡馬は[10−10−9−73]に対し、牝馬は[0−0−1−20]で連対なく不振。牝馬は5番人気以内で[0−0−1−6]でコイウタの3着があるのみ。前週のファンタジーSを使わずに敢えて牡馬にぶつけてくる牝馬は狙えそうだが、実際はかなり不振傾向。ただし今年は過去10年で最多となる5頭が出走予定。その点で侮れない面もある。過去10年で小倉2歳S2着馬が3勝。今年はダッシャーゴーゴーが出走する。
ダッシャーゴーゴーは初芝の小倉2歳Sで好位からメンバー最速の34.9秒で伸びて2着。阪神芝1400mのききょうSは好位から抜け出して2馬身差で楽勝した。4着のコスモセンサーは次走かえで賞を1分20秒7のレコードで制している。今回は佐藤哲騎手が騎乗停止のため、テン乗りの後藤騎手に乗り替わる。ダートをこなすパワーのある馬で兄姉はみなダート馬。現時点の完成度は高いが、高速決着が課題か。馬場が荒れて時計が掛かった方がいい。ちなみに東京は金曜と土曜に雨が降る予報が出ている。
キョウエイアシュラは函館2歳Sの2着馬。内を通ったステラリードに頭差で負けたが、終始外を回り、3コーナーでは寄られる不利があった。パドックでは古馬のような雰囲気。現時点の完成度が高く、末脚のしっかりした馬。休み明けで乗り込みが少ないため仕上がりがカギになる。エイシンアポロンはデイリー杯2歳Sで2番手からしぶとく伸びてリディルにクビ差の2着。体型的なものもあるが、まだ馬体は絞れそう。前に行ってしぶとい脚を使うタイプ。デイリー杯の1400m通過は1分21秒9なら距離はこなすか。
カンナSの勝ち馬ノーワンエルス、かえで賞をレコード勝ちしたコスモセンサー、サフラン賞をレコード勝ちしたアニメイトバイオ、東京芝1400mの新馬戦を楽勝したドロも人気になりそう。アニメイトバイオは開業2年目の牧光二厩舎の管理馬。2週前の紅葉Sを勝ったムラマサノヨートーは牧厩舎に転厩して馬が変わったのはなぜか。アニメイトバイオは牝馬だが、競馬センスがいい。牧厩舎は2頭出しでハーティンハートも出走予定。新潟2歳Sはなぜか逃げて6着に終わった。先週のファンタジーSは松田博厩舎のワンツー決着。
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