京阪杯
レース展望
06年から距離が1200mに変更された。06年は4−3−2番人気で馬連15.8倍、3連単224.5倍、07年は1−4−2番人気で馬連9.8倍、3連単64.1倍、昨年は4−3−2番人気で馬連35.1倍、3連単309.6倍。過去3年の1〜3着は全て4番人気以内。人気馬が堅実で人気薄の出番はないが、馬連は人気馬の組み合わせによって中穴決着になっている。3連単は人気馬同士の決着で200〜300倍はおいしい。今年も人気馬同士で決まるとは限らないが、3連単は人気馬のボックス馬券を買う手も一考。
過去3年の連対馬6頭は3、4、5歳馬が各2連対。6歳馬は[0・0・0・9]、7歳以上は[0・0・0・11]と不振。データは少ないが、高齢馬は不振傾向。06年は先行−逃げ、07年は先行−差し、昨年は好位差し−追い込みで決着。毎年ある程度前につけた馬が必ず1頭粘っている。コース的に差し追い込み馬は展開、馬場状態に左右されやすい。ある程度前につけられるスプリント重賞実績馬を重視したい。京都芝1200mの騎手別では福永騎手が好成績。ちなみにジャパンCのコスモバルクには五十嵐冬騎手が騎乗予定。
アルティマトゥーレはセントウルSの勝ち馬で芝1200m[4−1−0−1]。前走のスプリンターズSは2、3番手から伸び切れず0.3秒差の5着。直線でアーバニティに外から来られ、ローレルゲレイロに前に入られて最後まで抜け出すスペースがなかった。同じ社台RHのアーバニティがアルティマトゥーレをマークして沈めたのはなぜか。京都は初めてになるが、前に行ける馬で直線が平坦なコースなら持ち前のスピードを生かせる。ひと息入れたため、陣営のコメント通り仕上がりがいいのか、最終調教でよく確認したい。
エイシンタイガーは芝1200m[2−2−1−0]で3着以内を確保。初の古馬相手になったCBC賞では3番手からしぶとく伸びて2着に入った。アイビスSDは3歳馬で斤量53キロ、外枠、追える内田博騎手と条件は揃っていたが、好位から伸び切れず5着に終わった。京洛Sは好位からしぶとく伸びてレディルージュの追撃を振り切って1着。1分7秒台の決着に対応できた。芝1200〜1400mでは[4−3−5−0]で複勝率100%。重賞で堅実さを評価すると危険な場合が多いがどうだろう。アイビスSDの敗因は何か。
レディルージュは芝1200m[1−2−0−1]で北九州記念2着がある。芝1400mは[0−2−2−0]でエイシンタイガーと同様に芝1200〜1400mで崩れにくいタイプ。エイシンタイガーとは、ききょうSで2着−3着、葵Sで1着−2着、京洛Sで1着−2着で全て先着を許しているが、前走の京洛Sはハナ差の接戦だった。今回は対エイシンタイガーで斤量が1キロ不利になるが、京洛Sでレディルージュは大外18番だった。心肺機能が高い馬で常に全力を出し切るタイプ。今回も大きく崩れることはなさそう。
スワンSで穴をあけたアーリーロブスト、芝1200mで3連勝中のセブンシークィーン、外枠でも崩れにくくなったモルトグランデ、前4走上がり3Fメンバー最速のプレミアムボックス、シルクロードSの勝ち馬アーバンストリート、相手なりに走るソルジャーズソングなど伏兵は数多い。ラインブラッドは前2走で持ちタイムを大幅に詰めた。前走の京洛Sは中団から鋭く伸びてタイム差なしの5着。マーガレットSではエイシンタイガーを外から差し切っている。領家厩舎はビービーガルダンをJBCスプリントに使って休養させた。
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