カペラS
レース回顧
ミリオンディスクは内枠スタートから好位を進み、直線で先に抜け出したダイワディライトの内から伸びてクビ差でレースを制した。昨年は超ハイペースで追い込み天国だったが、今年は前半3F33.6秒の緩い流れで前に行った馬が5着まで占めた。ミリオンディスクは好位の内でタメた村田騎手の好騎乗もあるが、ここにきて馬体に実が入って大きく見せていたように本格化してきたのだろう。これでダ1200mは[5−3−0−1]。ダ1400mでは詰めが甘いが、本格化してきた今ならこなせるのではないか。来年は根岸SからフェブラリーSとステップアップを期待したい。
ダイワディライトは2番手から直線で抜け出したが、最後に内からミリオンディスクに差されてクビ差の惜しい2着。外から伸びた馬は完封したが、後藤騎手はまさか内から差されるとは思っていなかったようだ。これでダ1200mは[6−4−0−1]、中山ダ1200mでは[4−3−0−0]で連対率100%をキープ。今回は展開に恵まれた面もあるため、どこかで底を見せる可能性があるので、その点は注意したい。調教でもパドックでは脚捌きが硬く映るが、こういうタイプ。そこは割り引かなくていい。
グランドラッチは好位からしぶとく伸びて3着。外からしぶとく伸びたが、突き抜けるところまで行かなかった。今回は重馬場で時計の出やすい馬場だったが、550キロを超える大型馬で時計の掛かる良馬場の方が合うタイプ。最後にひと伸びできなかったのは、そのあたりもあるのだろう。それでも重賞初挑戦で3着なら今後の目処は立った。ここにきて馬体の造りが良くなってきた。条件が合うと激走しそうなので注意。
エノクは7番手から伸び切れず6着。この馬なりに伸びているが、前残りの展開で届かなかった。2走前あたりから馬が走りに前向きになり、馬体の充実が目立つようになった。今回は結果がでなかったが、今の充実ぶりなら重賞で通用しそう。オレハマッテルゼの半弟。音無調教師が大事に育てて本格化しつつある段階。素質開花は近い。
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