京都金杯
レース展望
過去10年で1番人気は[3−3−0−4]で6連対。単勝1倍台は[2−0−0−0]、2倍台は[1−3−0−0]に対し、3倍以上は[0−0−0−4]で3着以内がなく不振。押し出されて1番人気になった馬は危険。2番人気は[0−0−3−7]で連対なし、3番人気は[3−2−1−4]で5連対。2番人気は性別、斤量、実績に関わらず不振。連対馬20頭のうち7頭が6〜9番人気。10番人気以下は[0−1−1−67]で1連対のみ。馬連は50倍以上と万馬券が各1回あるが、40倍前後の中穴決着が多い。
トップハンデは[2−0−1−11]で2連対。勝ったのはG1連対があったダイタクリーヴァ(2勝)のみ。連対を外した12頭のうち8頭にはG1連対がなかった。G1実績のないトップハンデは人気でも過信禁物。連対馬20頭のうち13頭に京都芝外1600mで勝ち星があった。京都芝外回りはアップダウンのある特殊コース。コース実績のある馬に要注意。連対馬20頭のうち11頭は前年のマイルCSに出走し、そのうち7頭はマイルCSで4番人気以内に支持されていた。ただし今年はマイルCSで人気になった馬の出走はない。
スマートギアは2走前のAR共和国杯では前につけて勝ちに行く競馬で直線で失速し12着に終わったが、続く鳴尾記念ではメンバー最速の32.8秒で追い込んで0.2秒差の2着に入った。現時点では末脚を生かす極端な競馬が合っているようだ。芝1800mは[4−2−0−2]の実績があるが、芝1600mは今回が初めて。色々な条件を使われているが、ローカルの芝1800〜2000mが合いそうなタイプ。後方でタメたときは確実に切れる脚を使っているが、今回は初の芝1600mがカギになりそう。鞍上は武豊騎手。
マイネルファルケはマイルCSで14番人気で2着に入り穴をあけた。内ラチ沿いを単騎で逃げて前半4F目にラップを12.4秒に落とし、前半5F58.7秒の緩い流れ。ラスト3Fは11.4−11.2−12.1秒で最後はラップが0.9秒落ちたが、それでも粘り込んだ。展開と小雨が降った馬場に恵まれた印象が強いが、芝1600mで逃げたときは[4−1−0−0]で連対率100%。逃げたときはしぶとい走りをするタイプ。今回はマイネルレーニア、ブラボーデイジー、タマモサポートとの兼ね合いがカギになりそう。
クラウンプリンセスは芝2000mでは惨敗が多いが、芝1600mでは米子SとポートアイランドSを勝っている。ポートアイランドSで負かしたアップドラフトはその後キャピタルS3着、ファイナルS4着。芝1600mなら重賞で通用しても不思議ない。ライブコンサートは安田記念で5着に善戦した後、不振が続いているが、前4走は着順は悪くても0.3〜0.8秒差でそれほど負けていない。京都芝1600mは都大路Sを勝っている。昨年秋以降の重賞で岩田騎手は[0−0−0−25]と不振。寅年生まれの年男が逆襲するか。
ブラボーデイジーは愛知杯で逃げて2着に粘った。前残りの展開に恵まれたが、復調してきたのは確か。ヴィクトリアM2着馬でマイルも守備範囲。タマモサポートは昨年の勝ち馬。昨年はキャピタルSを好タイムで楽勝した勢いがあったが、今年は不振が続いている。昨年と同じ57キロで昨年の走りを再現できれば。ドラゴンファングは阪神カップでハイペースで逃げて0.3秒差の4着。追い込み馬が上位を独占したことを考えるとよく走っている。ベストは[3−3−1−1]の芝1400mだが、充実期を迎えた今ならこなせないか。
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