フェアリーS
レース回顧

コスモネモシンは好位を進み、直線でしぶとく伸びてゴール前でアプリコットフィズを交わしてレースを制した。カオマックスが前半5F56.1秒のハイペースで逃げて2番手以降がスピードに乗ってなだれ込む展開で持ち前のしぶとさを発揮。人気のアプリコットフィズが自分から動いて勝ちに行く形になったことも良かったのだろう。新馬、未勝利と不運なレースが続いていたが、今回は流れに乗って力を出し切った。現時点の完成度が高く、これまで色々な競馬を経験してきたキャリアも生きたのだろう。石橋脩騎手は重賞初制覇。清水英厩舎は日曜のシンザン記念に続き重賞制覇。今回は展開、位置取りが上手く嵌った感があるため、次走は真価が問われることになりそうだ。

アプリコットフィズは好位から早めに動いて直線で抜け出しかけたが、最後にコスモネモシンに差されてクビ差の惜しい2着。舌がハミを越していたし、最後は逆手前で走っていた。人気で自分から動けざるを得ない立場だったことも応えている。それでも2着を確保し、賞金を加算できたのは今後に向けて大きい。まだ馬体は線が細く華奢に映るが、潜在能力は高くパンとすればG1を狙えそう。小島太厩舎は不振が続いているが、最近はパドックを見ると馬の気配がいい方に変わってきている。厩舎内に何か変化があるのかもしれない。アプリコットフィズはクイーンCに向かう予定。新馬戦を楽勝したコースで能力全開か。

テイラーバートンはしぶとく伸びて0.2秒差の3着。上がり3Fはメンバー3位タイの35.7秒。上がりの掛かる展開は良かったが、大外枠スタートから外を通ったことが応えた印象。それでも不利な大外枠で差す競馬をして崩れなかったことは評価できる。馬体の造りは目立つが、現時点では末脚の切れ味が不足気味。今のままでは切れ負けの懸念が付きまとうが、全兄タスカータソルテは平坦巧者だけに平坦コースでタメる競馬をすると一変する可能性がある。

メジロオードリーは後方からメンバー2位の35.6秒で追い込んで4着。最後は鋭く伸びてきたが、位置取りが後ろ過ぎた。1枠2番に入ったため、もっと前に行っていればといったところだが、まだキャリア2戦目で難しい面もあるようだ。馬体は8キロ増えていたが、まだ線が細く、もっと増えてもいいくらい。メジロドーベルの娘で能力はあるので、大事に使って本格化を待ちたい。

ロジフェローズは後方2番手からメンバー最速の35.5秒で追い込んで6着。最後は大外から伸びてきたが、0.4秒差まで詰めるのが精一杯。まだ馬体に緩い部分があるため、横山典騎手は中山ということも考えて大事に乗ったのだろう。パドックでは馬体の造り、気配とも良く、素質は感じさせた。飛びが大きいため、広い東京コースの方が合う。一戦ごとに力をつけていきそうな馬。

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