平安S
レース展望
フェブラリーSの前哨戦。過去10年で1番人気は[0−2−3−5]で2連対のみ。単勝1〜2倍台は[0−1−3−1]で連対は昨年のエスポワールシチーのみ。ほとんど信頼できない。2番人気は[1−1−2−6]で2連対、3番人気は[1−2−1−6]で3連対。3番人気以内の決着は1回しかなく、本命狙いは妙味がない。6番人気以下の人気薄が計9連対と多い。馬連は10倍以下は1回もなく、30倍前後が5回、万馬券が3回とかなり荒れている。フェブラリーSの前哨戦でメンバーは揃うが、波乱傾向が強い。
勝ちタイムは1分50秒前後と早くなることが多く、連対馬20頭のうち16頭が4コーナーで3番手以内につけていた。早い持ちタイムのある逃げ先行馬を重視したい。流れが緩んだり、雨で脚抜きが良くなると前残りが加速する傾向がある。人気馬が差し追い込みタイプなら高配当狙いのチャンス。連対馬20頭のうち16頭が前走5着以内。前走6着以下に敗れた4頭のうち3頭は前々走重賞またはオープンで3着以内に入っていた。前走6着以下に敗れた馬はこれが目安になる。前2走とも6着以下に敗れた馬は不振。
ウォータクティクスは昨年未勝利から6連勝でアンタレスSを制覇。その後は不振が続いているが、京都ダ1800mは[4−0−0−1]の巧者。これら4勝のうち3勝は稍重&重。アンタレスSを1分47秒8(重)のレコードで勝ったように脚抜きのいい馬場の方が得意だが、中山で勝っているように力のいる馬場もそれなりにこなすタイプ。今回は逃げて結果を出しているアドバンスウェイ(武豊騎手)、トシナギサ(和田騎手)との兼ね合いがカギになる。週末は晴れ予報だが、馬場造園課の散水と当日の時計の出方に注意。
アドバンスウェイは京都ダ1800m[1−1−0−0]。観月橋Sは逃げて直線で後続を引き離し、直線半ばで松岡騎手が抑える大楽勝。インパクトのある勝ち方だった。トパーズSは太め残りと厳しい流れが影響してシルクメビウス(次走JCダート2着)に5馬身差をつけられたが、しぶとく粘って2着を確保。師走Sは太め残り、中山の重い馬場、控えたことが響いている。中山より軽い京都に替わるのはプラス。昨年8月以降の重賞で武豊騎手は[1−6−4−17]で勝率3.6%、単勝回収率5%。JRAの儲けに貢献中。
ロールオブザダイスは京都ダ1800m[1−0−0−4]で重賞では平安S11着、アンタレスS12着。ダート重賞は[0−1−2−3]だが、地方交流重賞なら[0−1−2−0]。前走東京大賞典で3着に善戦したように力のいる地方の馬場が合う。パサパサに乾燥した馬場で時計が掛かれば。1月27日の川崎記念は補欠。ダイショウジェットはダート重賞[0−2−0−3]でマーチS2着、武蔵野S2着がある。最近のレースぶりから1400〜1600mが合いそうだが、マーチSくらい走れば通用しても不思議ない。
トーセンアーチャーは京都ダ1800m[3−0−1−0]の巧者。京都では走りが違う。昨年のトパーズSは2着アドバンスウェイに0.1秒差の3着だったが、休み明けだった。今回はアドバンスウェイが1キロ増で斤量が有利になる。ダイシンオレンジは京都ダ1800m[3−1−2−0]の巧者。重賞初挑戦で力が足りるかどうかだが、先行して抜け出す脚質は平安Sに合う。過去10年で前走1600万条件だった馬は[2−2−2−15]。川田騎手はAJCCのキャプテントゥーレ、アドマイヤコマンドには騎乗しない。
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