ニュージーランドＴ
レース展望
ＮＨＫマイルＣのトライアルレース。過去１０年で１番人気は［４−２−０−４］で６連対。単勝１倍台なら［３−０−０−０］で勝率１００％。断然人気になった馬は崩れていないが、最近の傾向から過信禁物。２番人気は［１−０−３−６］、３番人気は［１−０−２−７］で各１連対と不振。６〜９番人気が４連対、１０番人気以下が５連対と多く、最近８年のうち７年で６番人気以下の人気薄が連対している。馬連は５０倍以上が３回、万馬券が３回とかなり荒れている。人気馬と人気薄で荒れることが多いため、軸から手広く流すのが妙味。
前走５００万条件を勝った馬は［３−３−３−４２］で連対した６頭の人気は１１、１６、１１、１、６、５番人気。穴で前走５００万条件を勝ってきた馬に注意。連対馬２０頭のうち１８頭が前走５着以内。重賞好走経験があり、前走５着以内に入った馬を重視したい。コースロスのある８枠は［０−０−１−１９］で連対なく不振。８枠に入った馬は割り引きが必要。武豊騎手が人気で不振に終わり波乱を演出することが多いが、今年は落馬負傷で休養中。横山典騎手は［２−２−０−５］で４連対。今年は中山で乗れていることからも要注意。
抽選なしで出走できる馬は、アーリントンＣの勝ち馬コスモセンサー、ファルコンＳの勝ち馬エーシンホワイティ、函館２歳Ｓの勝ち馬キョウエイアシュラ、芙蓉Ｓの勝ち馬ニシノメイゲツ、クロッカスＳの勝ち馬インプレスウィナー、クリスマスＳの勝ち馬エスカーダ。コスモセンサーはアーリントンＣを前半３Ｆ３６．３秒のスローペースで逃げ切った。開幕週の馬場、前残りの展開に恵まれたが、トリッキーな中山で前に行けるのは強み。鞍上は先週のダービー卿ＣＴでマイネルファルケを粘らせた石橋脩騎手。さすがに２週連続スローはないか。
エーシンホワイティは芝１２００ｍ［３−１−０−１］に対し、芝１６００ｍ［０−０−０−３］で実績が芝１２００ｍに集中している。ファルコンＳは前半３Ｆ３３．０秒のハイペースで後方から差し切り勝ち。中京芝１２００ｍはハイペースになるとマイルをこなす馬が強い。エーシンホワイティは馬体的にマイルをこなしてもおかしくない。折り合いとスムーズに捌けるかがカギ。キョウエイアシュラは近走精彩を欠いており、距離にも課題があるが、矢作厩舎の管理馬は激変することがよくある。最終調教の動き、気配に注目したい。
ニシノメイゲツは中山芝１６００ｍの新馬、芙蓉Ｓを連勝した馬で朝日杯ＦＳは０．７秒差の５着。前走のアーリントンＣは中団から伸び切れず６着。勝負どころで高速ラップになったために前に追いつけず、そこで脚を使ったことでいつもの切れる脚を使えなかった。不甲斐ない負け方だったが、中山芝１６００ｍは合うのでひと叩きされて上向いてくるようなら注意したい。前向きさが調子のバロメータ。インプレスウィナーはクロッカスＳを勝ったが、２着のシゲルモトナリがマーガレットＳを制している。エスカーダは距離に課題がある。
抽選組ではスプリングＳ４着のサンライズプリンス、弥生賞４着のダイワバーバリアン、京王杯２歳Ｓ３着のツルマルジュピター、ベコニア賞の勝ち馬キングレオポルド、アーリントンＣ３着のレト、前走ダイワファルコンに勝ったマイネルマルシェあたり。ＮＨＫマイルＣを占う上で重要なレース。ＪＲＡがどの馬を抽選に通すのか注目したい。ツルマルジュピターは前走前半３Ｆ３３．７秒、５Ｆ５６．９秒のハイペースで逃げてエーシンウェズンを完封して勝っている。今回は江田照騎手に乗り替わるが、また速い流れで飛ばすかもしれない。
サンライズプリンスは新馬戦を９馬身差、ビオラ賞を３馬身半差で２連勝。どちらもラスト３Ｆのラップが落ちておらず、心肺機能の高さを感じさせる走りだった。スプリングＳは出遅れて流れに乗れなかったことが応えて０．４秒差の４着。最後はメンバー最速タイの３４．９秒で鋭く伸びていた。皐月賞の権利を獲れなかったため、マイル路線に挑んできたが、ここで結果を出すとＮＨＫマイルＣに向けて展望が開ける。レースぶりに注目したい。ダイワバーバリアンは弥生賞で見せ場を作って４着。距離短縮はプラス。矢作厩舎は２頭出し。
★先週の予想結果
競馬アナリストＧＭ
ＧＭのコメントあり。単勝１倍台の馬の分析を掲載しました。
万馬券娘ＭＲ
中山12R 馬連･3連単58,740円､ｺｰﾗﾙS 馬連･3連単10,940円､山吹S 馬連2,960円的中!
ＭＲのコメントあり。今週の狙い馬が○で書かれています。
*競馬伝言板では重賞検討を行っています。ツイッターではつぶやいています。（無料携帯版トップページ参照）
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