マイラーズC
レース展望

過去10年で1番人気は[5−2−0−3]で7連対。。関東馬は[2−2−0−1]で4、5歳馬なら[2−2−0−0]で連対率100%。今年の1番人気は関東の5歳馬スマイルジャック(三浦騎手)か。2番人気は[1−2−1−6]で3連対、3番人気は[2−2−1−5]で4連対。毎年3番人気以内が最低1頭連対している。馬連は10倍以下が5回あるが、外回りコースに変更後は9−2番人気で116倍、1−8番人気で28倍、1−3番人気で5倍でやや波乱傾向。軸を決めたら人気薄まで手広く流す馬券作戦が有効。

最近5年の連対馬10頭のうち8頭が前年秋のG1で5着以内に入っていた。最近はレベルが上がり、G1に出走するレベルの馬でないと通用しにくい。今年の該当馬はセイウンワンダー(菊花賞3着)、リーチザクラウン(同5着)、キャプテントゥーレ(マイルCS4着)。前年のマイルCSの最先着馬は[4−1−1−4]で連対率50%。最先着馬が1番人気に支持されると[3−0−0−0]で勝率100%。今年の最先着馬キャプテントゥーレは前走AJCC11着に惨敗したことで今回は1番人気にはなりそうにない。

スマイルジャックは昨年の3着馬。休み明けだったが、3番手からしぶとく伸びてクビ+ハナ差に食い下がった。不利を受けやすい馬で最近は不振が続いていたが、前走の六甲Sでは58キロを背負ってメンバー最速の34.4秒で大外一気を決めた。勝ったことで人気を集めそうだ。また不利を受けるかどうかと高速馬場が課題になりそう。2008年にデビューした三浦騎手は重賞では[2−1−2−83]で連対率3.4%。ただし1、2番人気なら[2−1−0−3]で連対率50%。重賞でも1、2番人気なら狙えないことはない。

スマートギアは前6走[0−5−0−1]でAR共和国杯で12着に敗れた以外全て2着。鳴尾記念では後方2番手からメンバー最速の32.8秒、京都金杯では最後方からメンバー最速の34.5秒で追い込んできた。芝1600〜1800mは[4−3−0−2]で上がり3Fは8戦がメンバー最速、1戦が2位。この距離では確実に切れる脚を使える。先週の競馬を見ると脚質的に展開と馬場がカギになりそう。休み明けは6、11着に終わっているが、今回はどこまで仕上げてくるか。追い込み馬に池添騎手が騎乗するのは好イメージ。

スーパーホーネットは昨年の勝ち馬。中団からメンバー2位の33.0秒で一気に差し切った。マイルCSで2年連続2着に入った馬。G2では力が違うという勝ち方だった。前走のフェブラリーSは15着に終わったが、長期休み明けで仕上がりがひと息だったため度外視。G2以下の芝1400〜1800mでは07年の都大路Sから負けておらず、現在6連勝、重賞4連勝中。ひと叩きされたことで調子が上向いて走れる状態になり、かつ7歳馬で衰えがなければ上位争いだろう。鞍上は先週のワンカラットがイマイチだった藤岡祐騎手。

芝1800m以下[3−1−0−0]のリーチザクラウン、東京新聞杯2着馬トライアンフマーチ、マイルCS最先着馬キャプテントゥーレ、芝1600m[3−1−0−0]のセイウンワンダー、京都金杯の勝ち馬ライブコンサートあたりが人気になりそう。リーチザクラウンは全姉クラウンプリンセスが阪神芝1600m巧者だった。安藤勝騎手は桜花賞と同様に逃げる手か。トライアンフマーチはダービー卿CTは前残りの展開で後方2番手では仕方ない。阪神芝1600mの未勝利戦は凄い脚だった。母キョウエイマーチは桜花賞馬。

[Home]