函館記念
レース展望

サマー2000シリーズの第2戦。過去10年で1番人気は[2−2−0−6]で4連対。芝2000m重賞で3着以内がある馬は[2−2−0−2]で連対率66.7%。このうち57キロ以上を背負った5歳以上馬は[1−2−0−0]で連対率100%。2番人気は[1−2−3−4]で3連対、3番人気は[0−1−1−8]で1連対のみ。ハンデ戦らしく6〜9番人気が5連対、10番人気以下が4連対と人気薄が目立つ。馬連は10年のうち4年が万馬券だが、最近7年で万馬券は1回のみ。最近は以前ほど荒れなくなった。馬連は50倍以上が2回、万馬券が3回と荒れている。ただし最近8年で万馬券は1回のみ。以前ほど大荒れはなくなった。

トップハンデは[1−0−0−9]で1連対のみ。人気になっても不振に終わる傾向。51キロ以下は[0−0−1−7]、52キロは[1−2−1−6]、53キロは[0−0−1−20]で軽量馬は52キロの3連対のみ。前走勝ち馬は[1−3−3−15]で4連対。前走オープン以上の勝ち馬は[1−2−1−9]で3連対のみ。最近5年の連対馬10頭のうち9頭が巴賞組。6番人気以下で連対した4頭は全て巴賞組だった。前走が巴賞なら着順不問。穴で巴賞で負けて人気を落とした馬の激走に注意。洋芝適性のある馬に注目したい。

ジャミールは前走天皇賞(春)で最後方からメンバー3位タイの34.6秒で追い込んで7着。4コーナーで不利を受けたが、それがなくても位置取りが悪過ぎた。前年の天皇賞(春)で安藤勝騎手が追い込んで5着に敗れたジャガーメイルが優勝。ジャミールは来年、乗り方次第でチャンスがあるのではないか。今回の芝2000mは[1−1−0−1]で昨年札幌で中団から捲くって強い勝ち方をしている。3走前の迎春Sを見ても小回りコースをこなす下地はある。G3なら力は足りるため、久々で仕上がりと安藤勝騎手の乗り方次第。

ドリームサンデーは前走金鯱賞で前半5F61.0秒のスローペースで逃げて2着に粘った。勝ったアーネストリーは宝塚記念で3着に入っている。金鯱賞は展開に恵まれたのは確かだが、昨年の中日新聞杯では前半5F58.4秒で逃げてアーネストリーに半馬身差の2着に粘っており、消耗戦にも対応できるタイプ。函館は初めてになるが、昨年は札幌の巴賞でクビ差の2着、函館記念で追い込む競馬をして0.4秒差の5着に入っている。同型のテイエムプリキュアが参戦してきたのは気になるが、自分のペースで行ければしぶとく粘りそう。

マイネルスターリーは昨年1000万、1600万、オープン特別を3連勝したが、小倉大賞典で斜行して2位降着になってからリズムを崩し、中京記念8着、福島民報杯4着、新潟大賞典4着と善戦止まりが続いている。前走の新潟記念は直線でしぶとく伸びたが、中盤で流れが緩んで切れ味勝負になったことが応えた。元々少し上がりの掛かる馬場が合うタイプ。函館は初めてだが、札幌芝は[5−0−0−2]で札幌芝2000mは2戦2勝。今回はひと息入れたため、仕上がりがカギになるが、陣営は香港のホワイト騎手を乗せてきた。

函館オープン記念を勝ったマンハッタンスカイ、重賞3勝の実力馬シャドウゲイト、昨年の勝ち馬サクラオリオン、函館芝[3−5−0−2]の巧者フィールドベアー、ひと叩きされたマヤノライジン、函館記念1、1、1、4着のエリモハリアーなど伏兵は数多い。シャドウゲイトは前走シンガポールに遠征したが、ゲートで暴れて除外になった。ハンデ重賞では57.5キロだったが、2走前に中京記念を勝ったことでトップハンデ58キロを課せられた。今週も能力、適性、調子、馬場、枠順などから総合的に判断して最終決断を下したい。

★重賞レース展望には「これだけは知っておきたい基本事項」を掲載しています。狙い馬の相馬眼的評価、本質&死角などの詳細は「有力馬診断」、馬場傾向、穴馬などを含めた最終決断は「相馬眼予想」でお届けしています。なお携帯版HPはPCからもご覧いただけます。

★先週の予想結果

競馬アナリストGM
アイビスSD 馬連4,800円、マリーンS 馬連2,040円、小倉12R 馬連・3連単11,590円[◎○注]的中!
ラジオNIKKEI賞◎アロマカフェ、七夕賞◎ドモナラス(11人気)、アイビスSD◎ジェイケイセラヴィ。本命&穴馬が激走中!

万馬券娘MR
アイビスSD 馬連4,800円、柳都S 馬連・3連単10,720円[◎○▲]、五頭連峰特別 馬連・3連単9,290円[◎▲注]、マリーンS 馬連2,040円[◎○]的中!
穴馬はアイビスSD・ケイティラブ(8人気)、マリーンS・タカオセンチュリー(8人気)、柳都S・ドリームライナーが激走!またまたボロ儲け

[Home]