関屋記念
レース展望

新潟新装後9年で1番人気は[4−2−3−0]で6連対、全馬3着以内と堅実。10番より外枠に入った馬は[2−2−0−0]で連対率100%。前走安田記念出走馬が1番人気になると[0−1−2−1]で1連対のみだが、今年は安田記念に出走した馬がいない。2番人気は[2−0−0−7]で2連対、3番人気は[0−1−2−6]で1連対のみ。2、3番人気は不振だが、最近3年は1番人気が連対し5番人気以内で堅い決着。03年8−4番人気、06年14−8番人気で馬連万馬券で出たが、最近は人気馬同士で堅く収まる傾向。

新装当初は前に行った馬が上がり3Fを33秒台でまとめて粘り込むことが多かったが、最近5年の勝ち馬は全て差し追い込み馬。最近は32秒台の切れ味が問われる。末脚が切れる差し追い込み馬を重視したい。04年以降の連対馬12頭のうち11頭は6枠より外枠に入った馬だった。馬番で見ると1〜9番枠は[1−0−3−50]で1連対に対し、10〜18番枠は[5−6−4−30]で11連対。最近は最初から馬場のいい外を通れる外枠に入った馬が活躍している。今年も外枠を重視したいが、JRA馬場造園課の馬場設定に注意。

スピリタスは昨年夏から[2−5−3−0]で複勝率100%。差して届かないことが多いが、前走の湘南Sでは中団からメンバー最速の33.1秒で差し切ってオープン入り。勝ちタイム1分31秒7は翌日の安田記念と同タイム。1600万条件のレースだったが、重賞級のパフォーマンスを見せた。芝1600mは[3−4−1−2]だが、休み明けを除くと[3−4−1−0]で複勝率100%。7〜9月は[3−1−1−0]で夏場も走るタイプ。前走から1キロ減の56キロ。前走くらい走れば勝ち負けか。鞍上は好調・柴田善騎手。

セイクリッドバレーは中山記念4着、ダービー卿CT5着、新潟大賞典2着、エプソムC4着と前4走全て重賞で掲示板を確保。勝ち切れない面はあるが、必ず切れる脚を使っている。新潟芝外回りは[2−1−0−2]で4着以内を確保。5戦のうち新馬戦を除く4戦でメンバー最速の末脚を繰り出している。新潟芝1600mで好走する馬が多いタニノギムレット産駒でもある。先週の豊栄特別(新潟芝1600m、1000万条件)の勝ちタイムは1分32秒1とかなり早かった。早い持ちタイムがないため、高速決着に対応できるかがカギ。

タマモナイスプレイは前走米子S1着。前半3F33.8秒、5F56.6秒のハイペース(ダンツキッスイが大逃げする展開)だったが、2番手からしぶとく伸びて押し切った。六甲Sでスマイルジャックに0.3秒差の2着、マイラーズCで0.5秒差の6着。まだ重賞では馬券圏内がないが、ここにきて力をつけている。マイネルクラリティはストークSを勝ってオープン入りし、前走米子Sで後方から追い込んで0.2秒差の3着。馬が走りに前向きで最後まで諦めないところがいい。重賞でメンバーは強くなるが、どこまで踏ん張れるか。

G3なら[0−1−3−5]のキャプテンベガ、08年の勝ち馬マルカシェンク、同2着馬リザーブカード、朝日杯FSと京成杯AHで2着があるレッツゴーキリシマ、昨年の紅葉Sを1分32秒5で勝ったムラマサノヨートー、新潟2歳Sの勝ち馬エフティマイアなど伏兵は数多い。キャプテンベガは前走エプソムCでタイム差なしの3着。いつもは外から差す馬が、内から早めに動くこれまで見せたことのない競馬だった。重賞ではあとひと押しが足りないが、流れと位置取りがマッチすれば。後藤騎手からテン乗りの蛯名騎手に乗り替わる。

★先週の予想結果

競馬アナリストGM
小倉記念 3連複15,830円的中!4週連続万馬券的中!

万馬券娘MR
小倉記念 3連単124,130円的中!穴馬ニホンピロレガーロ優勝


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