北九州記念
レース展望
０６年に芝１２００ｍのハンデ戦に変更され、サマースプリントシリーズの第３戦になった。過去４年で１番人気は［１−０−１−２］で連対は後にスプリンターズＳを制したスリープレスナイトのみ。２番人気は［０−１−１−２］、３番人気は［０−１−０−３］で各１連対。馬連は１０７倍、３８６倍、１５倍、３１倍で万馬券が２回。０６年と０７年に１１番人気で穴をあけた２頭は前２走とも条件戦に出走していた。過去４年の１〜３着馬１２頭のうち６頭が前２走とも条件戦。夏は格より調子。穴でこのタイプの人気薄に注意。
牝馬が毎年１頭ずつ連対している。連対した牝馬４頭のうち２頭は１１、６番人気でそれぞれ小倉芝１２００ｍでレコード勝ち、小倉２歳Ｓ勝ちがあった。穴で２歳時に小倉芝１２００ｍで好走した牝馬の激走に注意。今年のメンバーで小倉芝１２００ｍ重賞で連対がある馬は、小倉２歳Ｓ１着がマルブツイースター、デグラーティア、同２着がコウエイハート、ダッシャーゴーゴー、北九州記念１着がサンダルフォン、同２着がレディルージュ。小倉はスパイラルカーブがある特殊コース。小倉芝１２００ｍで実績のある馬を重視したい。
デグラーティアは前走北九州短距離Ｓを３番手から抜け出して１分６秒７の好タイムで快勝。２枠３番から内をロスなく回り、直線でタイミング良く抜け出した。早い持ちタイムがなく、高速馬場に不安があったが、持ちタイムを一気に２．４秒詰めた。芝１２００ｍは［４−０−０−１］で休み明けを除くと４戦４勝。小倉芝１２００ｍは３戦３勝。０８年に小倉２歳Ｓを制している。今回は前走より２キロ減の５３キロで出走できるのは有利。デビューから全て騎乗してきた浜中騎手がシャウトラインに騎乗するため、和田騎手に乗り替わる。
ダッシャーゴーゴーは前走ＣＢＣ賞で中団からメンバー最速の３４．０秒で伸びて２着。最後はワンカラットとの競り合いを制して２着を確保した。ワンカラットは次走函館スプリントＳを制している。今回は２キロ増の５４キロ。時計の掛かる馬場が合うタイプ。サクラバクシンオー産駒。ケイティラブは前走格上挑戦でアイビスＳＤを制した。直線芝１０００ｍは［４−０−１−１］に対し、芝１２００ｍは［０−０−１−２］。ベストは１０００ｍで１２００ｍではラスト１Ｆで甘くなる。地力強化と今の調子でどこまで踏ん張れるか。
サンダルフォンは昨年の勝ち馬。中団からメンバー最速タイの３４．３秒で差し切った。パワーある大型馬で荒れ馬場をこなすタイプ。２走前のオーストラリアＴでは派手な大外一気を決めた。ハンデは昨年より２キロ重い５６キロ。鞍上は小倉記念を制した酒井学騎手。レディルージュは昨年の２着馬。前走は惨敗したが、その前は７戦連続で馬券圏内を確保。今年は５３キロを背負うが、京阪杯と同じ斤量。休み明けで仕上がりがカギになるが、夏場走る牝馬だけに要注意。鞍上は小倉芝１２００ｍ重賞で好成績を挙げている鮫島良騎手。
オーシャンＳ２着、セントウルＳ３着があるコスモベル、前走アイビスＳＤで３着に入ったマルブツイースター、オーシャンＳ２着があるエーシンエフダンズ、小倉芝１２００ｍ［１−２−０−０］のスカイノダン、ひと叩きされたショウナンカザン、前走アイビスＳＤを１番人気でシンガリに敗れたメリッサなど伏兵は多士済々。小倉芝１２００ｍの５００万条件の週ごとの勝ちタイムは、１分７秒７→１分７秒９→１分７秒８→１分８秒２。北九州記念は枠順の有利不利が大きいレース。土曜と日曜で傾向が全く違うときがあるので注意。
★先週の予想結果
競馬アナリストＧＭ
函館２歳Ｓ、関越Ｓ、みなみ北海道Ｓなど的中!厳選予想３戦２勝
万馬券娘ＭＲ
函館２歳Ｓ、日田特別､宮崎Ｓなど的中！穴馬の予想コメントを公開中！
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