レパードＳ
レース展望
昨年新設された３歳ダート重賞。昨年は１番人気のトランセンドが勝ち、２着に３番人気のスーニが入り、馬連９．２倍の堅い決着。３着に７番人気のスタッドジェルランが入り、３連単は１００．５倍。ダートでトランセンドは［３−０−０−０］、２着スーニは［５−２−０−１］、３着スタットジェルランは［２−５−１−２］で３頭とも複勝率が８０％を超えていた。レースの流れは前半５Ｆ５９．７秒と速かったが、新潟ダ１８００ｍは前が残りやすく、先行した３頭で決着。今年もある程度前に行ける馬を重視したい。
ソリタリーキングはダート［３−１−０−１］で休み明けで出遅れたあおぎりＳ以外連対を確保。メンバーの揃ったヒヤシンスＳでは後方から追い込んで２着に入っている。前走の鷹取特別は好位からメンバー最速の３６．５秒で上がって差し切り勝ち。いつもより前につけたが、最後までいい脚を使ってポイマンドレースとの競り合いを制した。新潟ダ１８００ｍは前が残りやすいだけに好位から差し切ったことは今回に繋がりそう。半兄にヴァーミリアンがいる良血馬。ＪＤＤには間に合わなかったが、重賞で通用する力は十分にある。
ミラクルレジェンドは未勝利、５００万条件、あおぎりＳ（１０００万条件）を３連勝。あおぎりＳでは後方からメンバー最速の３６．６秒で差し切った。今回人気になるソリタリーキング、ミッキーバラードに勝っている。ＪＤＤは０．１秒差の４着に終わったが、最後までしぶとく伸びていた。小柄な牝馬だが、ダート能力は高く、あおぎりＳの内容からこのメンバーなら実力は上位。５００万条件では好位から抜け出したように自在性もある。今回は前を見ながら中団あたりか。岩田騎手から北村宏騎手に乗り替わる。
ミッキーバラードはダート［３−０−１−１］で前走天草特別を２馬身半差で楽勝した。緩い流れだったが、好位から楽々と抜け出し、最後はまだ余裕があった。昇竜Ｓは６着に終わったが、勝ち馬とは０．１秒差。差し馬向きの展開だったことを考えるとよく粘っている。あおぎりＳではミラクルレジェンドに０．４秒負けたが、１分５１秒６で走り、ソリタリーソングには０．１秒先着。先行力があり、新潟ダ１８００ｍ合うのではないか。毎週のように重賞に管理馬を出走させる池江郎厩舎。そろそろ結果を出すか。
昇竜Ｓの勝ち馬プレファシオ、北海道２歳優駿の勝ち馬ビッグバン、函館ダ１７００ｍの５００万と１０００万条件を連勝したプレシャスジェムズ、ダート［２−４−０−０］のグリッターウイングなど伏兵は多士済々。プレファシオは昇竜Ｓでミッキーバラードを差し切って勝っている。チアズメッセージの息子でしぶとさのある。混戦になったときは要注意。グリッターウイングは前走瀬波温泉特別で２着に終わったが、スローの上がり勝負だった。厳しい流れで相手なりに走る強みを発揮する可能性があるので注意したい。
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